らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

端午の節句に柏餅を食べる理由

2023-05-04 | 季節

明日は端午の節句で、子供の日です。
各地で鯉のぼりが掲げられていますが、当住宅地では屋根より高い鯉のぼりを見ません。
この日には鯉のぼりの他にも柏餅や粽(ちまき)を食べますが、何故、端午の節句に食べるのでしょうか?
今日はその理由について調べました。

「鯉のぼりの意味」
先ず、端午の節句に掲げる鯉のぼりの意味については、男の子の健やかな成長と立身出世を願う意味が込められています。

「柏餅や粽を食べる理由」
では、なぜ端午の節句に柏餅やちまきを食べるのでしょうか?
・柏餅
端午の節句に柏餅が食べられるようになったのは、江戸時代からといわれています。
その理由は、柏の木の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないという特性から、新芽を子どもに、古い葉を親に見立て、「家系が絶えない」さらには「子孫繁栄」という意味を込めて、端午の節句で柏餅を食べるようになりました。
そのため、柏の葉で巻いた柏餅は、縁起のいい食べ物として定着しました。
また、かしわの葉は手のひらのような見た目をしており、餅を包んでいる姿が拍手を打っている様子に似ていることから、武家社会で子供の武運を祈願していたと言われています。



・粽(ちまき)
一方ちまきは、端午の節句行事とともに中国から伝わったものです。
その謂れは、中国楚の時代に活躍した、詩人で政治家でもある屈原(くつげん)の供養がルーツと言われています。

今からおよそ2300年前の古代中国に「屈原」という高名な詩人がいました。
忠誠心が高く、政治としての手腕も備えていた彼は、多くの民から支持されていました。
しかし、それをよく思わない者の陰謀によって国を追われ、とうとう川へ身を投じてしまったという言い伝えがあります。
その日が5月5日だったのです。

人々は屈原の死を悲しみ、命日の5月5日にお供え物を川に投げて供養しようとしました。
しかし、お供え物は屈原のもとに届く前に、悪い龍に食べられてしまいました。
そこでお供え物のもち米を、悪龍が苦手だという「楝樹(れんじゅ)の葉」で包み、邪気を祓う五色の糸で縛ってから川へ投げたところ、無事に屈原のもとへ届くようになったということです。

この言い伝えから、中国では「ちまき」は屈原のイメージと結びつけられ、「忠誠心が高い人の象徴」と考えられるようになりました。
そこから屈原が身を投げた5月5日に、忠誠心のある立派な大人に育つことを願って、こどもに「ちまき」を食べさせる風習が生まれました。

私は子供の頃は自家製の柏餅と粽を食べていましたが、その意味するところは知りませんでした。
明日はスーパーで柏餅を買って食べる予定です。


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1 コメント

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節句  (もののはじめのiina)
2023-05-04 08:48:52
水中に棲む鯉を、大空に泳がせるなんていう「鯉のぼり」の発想はすばらしいです。

> 私が住んでいる田舎町では高く掲げられている鯉のぼりを見ません。
多くの日本人は、キリスト信者でもないのにクリスマスを楽しみ、バレンタインデー、ハロウィン等で盛り上がっています。
これらのことは、大袈裟にいうと日本人の好奇心の果てである気がしています。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5f49b5a803733b54331206d2a2d49bf4

ところが、日本古来の桃の節句(ひな飾り)や端午の節句(鯉のぼり)などはおざなりになってきた感があります。
どうしたことでしょう( ^ω^)・・・

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