らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

京都の旅(2)知井八幡神社

2017-09-29 | 旅行

「かやぶきの里」ではボランティアガイドさんの説明を受けたことから、個人での自由行動時間が殆どとれませんでした。
出発までの僅かな時間を利用して「知井八幡神社」にお参りしてきたのでご紹介します。

「知井八幡神社」
案内によると、当神社は中世、知井之荘9ケ村の総社で、延久3年(1071年)に創建されました。
永禄10年(1567年)に山抜けによる大洪水で流出したため、社殿移築の協議がまとまり、元亀元年(1570年)に現在地に移転・再建されたそすです。
伝承によると、和銅6年(713年)妖怪が出没し、人々を恐怖に陥れました。
天皇の命を受けた占い師は、丹波の奥山に棲む八つ頭の大鹿の仕業と判じました。
天皇は直ちに甲賀三郎兼家に命じて大鹿退治に当たらせます。
首尾よく退治に成功した兼家は、神恩に感謝してその地に建てた社が「知井八幡神社」の起源とされています。

・かやぶきの里に鎮座している知井八幡神社です。


「知井八幡神社本殿」
現在の本殿は明和4年(1767年)に再建されたもので、三間社、流造、銅板葺き、正面屋根に千鳥破風が設けられ、3間唐破風向拝が付き、向拝部の蟇股や象鼻、懸魚などに繊細で多様な彫刻が施されています。
知井八幡神社本殿は江戸時代中期に建てられた大型神社本殿建築の遺構として貴重なことから京都府指定文化財に指定されています。



「神社彫刻」
知井八幡神社の繊細で多様な彫刻は丹波地方を代表する神社彫刻として広く知られているそうです。
本殿の彫刻の一部をパンフレットの画像からご紹介します。

・本殿正面より見上げた彫刻です。


「麒麟の木鼻彫刻」
本来の木鼻の形は簡素な模様を施したものであったが、江戸中期以降は、獅子、象、麒麟などの霊獣(聖域を守るための古来中国の伝説上の生き物)を精巧に彫り込んだ木鼻になっています。



「力神(りきしん)」
鬼の形相で力の限り柱を支えています。



「獅子の子落とし」
我が子に試練を与え厳しく育てることを例えて言われる慣用句です。




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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古いたたずまい (iina)
2017-09-29 08:22:34
1071年創建とは、 妖怪も出没するという古いたたずまいの「知井八幡神社」でした。
彫刻も極めて精巧ですね。京都市内からは、よほど遠いようです。


> いくつもの骸骨が見えますが、光を当てた明るい部分の骸骨が一番インパクトがあります。正に笑劇(Impact)画像です。
こわおもて が、いくつも集まって骸骨をかたどっています。

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