らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

8月最終日に「虹」が出現

2023-09-01 | 地元紹介

観測が始まってから最も暑い月となった8月が終わりました。
その最終日であった昨日、大阪南部の熊取町に「虹」が出現しました。

虹は幸運の兆し
といわれています。
「虹を見ると願い事がかなう」という言い伝えもあります。
また、「虹のふもとには宝物が眠っている」という言い伝えがあるように、虹は古くから幸運の象徴として人々に親しまれてきています。
宝物や幸運の兆しがあるかないかは別にして、虹はしょっちゅう見られる訳ではないことから、虹を見られるだけでも、既にラッキーだといえるのかも知れません。

「早朝に虹が出現」
昨日の早朝のことです。
いつものように早朝ウォーキングをしていました。
ウォーキングは4時50分頃から始めたので、辺りはまだ暗かったのですが、5時半前には明るくなりました。
その時間帯は黒い雲が空一面を覆っていたので、雨を心配して空を見上げると大きな虹が出ていたのです。
時間は5時25分頃でした。
カメラがなかったのでそのまま10分ほど歩き、家に戻ってスマホを持ち出し撮影することにしました。
家につく前には虹が薄く消えかかっていたのですが、5時40分頃に濃い色の虹が出てくれました。

・これがその虹です。


「虹」
虹とは、簡単にいえば空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象で、光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で一回反射して、さらに屈折して水滴から出ていった時に現れます。
この時、光は波長によって屈折率が異なるので、「赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍(あい)、紫」の7色に分かれます。



また、虹は必ず太陽の反対側の決まった位置に出現します。
私達が太陽を背にして立った時、太陽光の進む方向(対日点)から常に42度の角度を保って現れます。
そのため、太陽が高い位置にある時は虹は出づらく、太陽が低い位置にある方が虹が出現しやすくなります。



「虹の原理」
虹は雨上がりの空に、太陽を背にしたときに正面に見られることがあります。
これは空気中にある水滴の中で光が屈折して反射したものを見ているのですが、このとき波長(≒色)によって屈折する角度が違います。
赤は屈折角度が緩く、紫は鋭くなります。
最終的に、入ってくる太陽の光に対して、赤の光は角度が42.4°、紫の光は40.7°曲がって出てきます。
実際に虹(ここでは主虹)が見えているとき、見る人の立場からすると、少し高めにある水滴から反射して42.4°から入ってくる光が赤く、40.7°から入ってくる光が紫になります。
なので、上のほうが赤く、下のほうが紫になります。



「虹は何故 虫篇?」
虹はなぜ虫篇の漢字なのでしょうか?
それは昔の中国では、虹を竜(大蛇)の一種と考えていたことからのようです。
「虫」の字は元々は蛇をかたどったものであり、「工」は貫くという意味なので、「虫+工」で天空を貫く竜(大蛇)となり、虹はそんなイメージからこの漢字となったようです。



今日から9月です。
遅れている秋野菜の準備を急がなければいけません。
虹を見ると願いが叶うと言われています。
もし、願いが叶うなら、秋の到来を早めてもらい、日中の最高気温を30度以下にして欲しいものです。