日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
友だち
(ふたつ前のエントリーから続きます)
さすがに朝青龍の引退は、モンゴルで大きな反響を呼んでますね。
世論を操作する向きもあるようにみえます。
「朝青龍問題」についてのわたくしの考えはこのエントリーとそれに続くy_jadeさん、trotteurさんとわたしによるコメントをご参照ください。基本的にはこのときと変わってません。
今回はわたしも、酔っぱらって暴行というのはどうも事実みたいですから、こりゃ横綱やめさせられても仕方がないと思います。
ただ、この事件が大きく作用してモンゴルで反日感情が根付く、とかいう話になったら本当にバカなことだと思います。
モンゴル人と日本人は気質的にも、また歴史的経緯から言っても、比較的友好的になりやすい間柄のはずなのです。
日本人というのは友だちの作り方を知らない、ということになってほしくないです。
朝青龍がモンゴル人だから、外国人だから差別的に扱われた、などということは絶対ない、ということを全世界の普通の人間が受け入れる普遍的ロジックできっちり説得できなければいけません。
それでサランにメールしたんですが、返事がないです・・・
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将来を見据えた外国語教育
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(このエントリーから続きます)
カンボジア行きが一週間後に迫りました。いま試験期間でえらく忙しいのですが。
カンボジア・フランス語教員協会の会長さんとか、カンボジア工科大学フランス語教育部門主任さんとかとコンタクトをとってます。校務の合間にお会いしてきます。後者の大学は全授業をフランス語でやっていて、フランス語の先生だけで29人おられるそうです。
いまの日本の問題は、こういうフランス語、およびその他の言語のプレゼンスがカンボジアや世界で将来どのようになっていくかを見定め、それにあった外国語教育の方針をたて、実施していくことのはずです。
それをやらなければ、世界における友だち作りで日本は中国や韓国にどんどん負けていくのが必至です。友だち作りに負ければ、経済的競争にも負けるでしょう。
それは日本のためだけでなく世界のためにもよくないことだ、とわたしは思ってます。
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ライはライでも
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/7b/4d9316f821abd6e6a77caf1bb48d79c5.jpg)
ハレドのお話をなんとか無事終えて一息つきました(ハレドのお話にまぜてネジュマとかルドゥアヌとかアズディンとかの重要ライ歌手をご紹介できたのはよかったです。いずれも本邦初公開ではなかったかと思いますので)。
さてハイティのお話の流れで当然出てくる音楽のことを書きたいのですが、「ライ麦畑のデリンジャー現象」(筒井康隆)、サリンジャーが亡くなりましたので、ちょっとだけ彼について書きます。
サリンジャーについてはたいして知りません。
この機会に有名な村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を買いましたが、サリンジャーはこの版については訳者が解説するのを許さなかったんですね。偏屈ですね。
さてこの有名な作品、最初読んだときは作品の題名が出てくるところであっと驚きました。
ちょっと危険な誘惑に満ちた思想だと思いました。
自分ひとりだけ大人、というのは許されないです。少なくとも子どもたちはすべて大人になって自分を超えていくものとして扱わなければ。
だから
Come together, right now, over me
というジョンの方が最終的に優しい、と思うんです。
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