日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
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朝青龍
朝青龍が二場所出場停止処分、ということでサランが、ちょっと厳しすぎるんじゃないかとモンゴルの人は言ってるよ、と言ってきました。
わたしはこんな風に答えときましたけど、カッコよすぎるかしらん?:
最も力の強い者は、もっとも正しく、謙虚で、分別があって、力の行使に慎重な者でなければならない。人々の、子供たちの模範になるような人でないといけない。
分別なしに安易に行使される力ほど有害で怖いものはないからだ。
日本人はそう考えるよ、って。
でも相撲協会は様子をみて処分を短縮するとかするかなと思ってたんですが、彼がうつ病一歩手前でモンゴルで療養とかいう話も出たりして、なんかどういう展開になるのか予断を許さなくなりましたね。 (^_^;)
わたしはこんな風に答えときましたけど、カッコよすぎるかしらん?:
最も力の強い者は、もっとも正しく、謙虚で、分別があって、力の行使に慎重な者でなければならない。人々の、子供たちの模範になるような人でないといけない。
分別なしに安易に行使される力ほど有害で怖いものはないからだ。
日本人はそう考えるよ、って。
でも相撲協会は様子をみて処分を短縮するとかするかなと思ってたんですが、彼がうつ病一歩手前でモンゴルで療養とかいう話も出たりして、なんかどういう展開になるのか予断を許さなくなりましたね。 (^_^;)
コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )
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『横綱でいること自体がかなり重たい、と。つまり強くなくちゃいけない、以外に模範にならなくてはいけない…というプレッシャーがかかってくる。それを一人で背負わなくてはならない』
というようなことを仰ってましたね。だからといっておかみさんキックはいけませんが(汗
それを聞くと、今まで「大過なく」横綱を務め上げて引退できた人たちは凄かったんだなあ、と思いましたものです。花田勝氏(元横綱・若乃花)のインタビューや自伝を読んでも壮絶さはやはり感じましたし。勝負師としての意地と一人間としての葛藤がいろいろ読み取れます。(兄弟間の残念なことも、もうどうしようもないことというか…巡業先の宿が同じでも、それぞれに取り巻きがいるんだそうで、行き来なんて有り得ない緊張感があったそうで。で、一人の勝負師として彼はどうしても弟に負けたくなかったと言ってますね)
話戻りますが、今回の件は、本場所中だったら問答無用でまげを切られてたと思いますよ。日本人であったら尚更、言い訳は許されないことと思います。まだ首の皮一枚、繋がっていることに賭けてくれないか、と思うのですが……自らで繋がった一枚の皮を切ってはいけない。北の湖理事長だって強くて憎まれた横綱だったんですから。
コメントどうもありがとうございます。 (^_^)
日本の人ならたとえ相撲協会が朝青龍首にしても、うん、ちょっと厳しいけどしかたないかなあ、と思うところですが、これを外国人に納得してもらうのはなかなか難しいと思うんですね。
他の国のスポーツのスーパースターたちの中にはずいぶんやりたい放題やってる人もいるわけですから、それに比べたら「別に窃盗とか傷害とか、法に触れることをしたわけじゃないのに厳しすぎる」というわけです。
下手をすると、人種差別じゃないのか、とかあらぬ疑いをかけられる可能性もあると思います(相撲協会は昔、なかなか外国人を横綱にしなかった前歴がある、てなことも言われたりして)。
こういうときは先手をうって日本でのものの考え方をきっちり説明しておくことが必要だと思うのです。それさえうまくいけば、たとえ今後朝青龍が首になる展開になっても、日蒙両国の絆に害が及ぶこともないだろうと思います。
で、ご覧のような説明になったんですが、サランは納得してくれたかな・・・?
まあいいや。日本人でもこう言うことを知らない世代もあろうから、書きますね。大体、江戸時代くらいまでの『互助組織としての角界』が特に昭和に入ってから随分変わったのです。「変わるべきこと」と「変わっちゃいけないこと」の分別が、まだまだ難しいところなのも確かです。
例えば、力士の引退は早いですよね。で、その後角界に残って生計を立てるなら「年寄」になる必要がある。つまり親方になって、後進の指導に当たるわけですね。
その「年寄名跡」の継承ですが、親方が年を取れば後継ぎが必要なわけです。売買も出来ますけど、一門の力士と親方の娘が結婚するなどの形などでの継承が主でした。年を取った親方の面倒を誰かが見なくちゃならない、というところからもそういう形があったわけで、今もそういう結婚はあります(部屋の継承という点では大鵬親方の娘さんと大嶽親方)。
しかし、元横綱・輪島が引退後に花籠部屋を継いだ後、その「花籠」株を借金の担保にしていたことの表面化、そして師匠の娘さんとの離婚→自殺未遂、で廃業しました。その後、師匠の奥様が花籠部屋を断絶させたことを苦に自殺されちゃいまして…。(今の花籠部屋は無関係です)
間垣親方(2代目若乃花)の場合も引退後、師匠の娘と離婚、二子山部屋から分家独立で部屋を興してます。こういった時代の様変わりで親方の娘さんとの結婚で部屋の継承…というのが上手く行かない、また年寄名跡は多くないので、そもそも売買可能な年寄株が高騰しちゃっています。曙も年寄株を手に入れられなかったみたいですし。
朝青龍の場合、今までの功績もあるので…引退後「一代年寄」の承認だってあったのではないかと見てましたが。それだけにワキが甘かったかな、と。
あ、これ、自殺未遂したのは師匠の娘さんで輪島ではありませんから。念のため。
コメントありがとうございます。 m(_ _)m
むかしはわたしもそこそこお相撲さん見てました。大阪では本場所見に行ったこともありました。輪島騒動のことは半分忘れてましたが、当時は彼も馬鹿なことをやったものだとあきれてました(力士としてはあんまり好きじゃなかったけど)。でも輪島と並ぶスターで、その後息子二人を横綱にして我が世の春を謳歌した貴乃花=藤島=二子山親方は、家庭が難しいことになり自身も早世したのに対し、転落したはずの輪島の方はプロレスからアメフトの監督とか石川県の観光協会の大使とかやって悠々と生きているんですね。世の中わからないものです。
それでモンゴルの人への説明の方ですけど、フランス語でサランに分かってもらう説明というのをうーんと考えたら、こういうのしかないと思ったのです。一見ものすごくきれいごとなのですが、こうしか言えないように思うんです。他に説明法が見つからない。で、これでも嘘をついているわけでは絶対ないと思うのです。
くしくも次のエントリーにアルジェリアのハレドの例が出てきましたから、比較できますね。
アルジェリア人はみなハレドが、誰も越えることのできないほど優れた歌手であることを疑っていないと思います。しかし彼の人格などは、これっぽっちも評価していないです。 (^_^;)
逆に言うと、人格にどれほど問題があろうとも、それはハレドの歌手としての力量への高い評価、そして人々の期待にはほとんど関係がないのです。彼のすばらしい歌唱をアルジェリアの人たちは今も心待ちにしているのです。
そういうアルジェリア人のハレドに対する気持ちに比べたら、日本人の朝青龍----というか横綱の地位にいる者、かな?----への気持ちは、わたしの説明にずっと近いはずだと思うのです。いかがでしょう?
すみません、調子がきついかもしれませんが怒っているわけでは全然ありません。
y_jadeさんのコメントは、わたしの朝青龍事件のとらえ方へのご不満を示しておられるように思いましたが、御批判は非常に真面目な気持からされていると感じています。
サランにはそのほかに、朝青龍のオヤカタのタカサゴは現役時代アサシオと言って、その前は学生横綱の本名ナガオカなんだけど、プロでは大関からどうしても横綱になれなかったね、てなことを書きました。 (^_^)y
それから例によってイノキが、朝青龍がプロレスに来たいんだったら歓迎する、みたいなこと言ってたよ、というのも書いちゃいました。 f(^_^;)
文化を異とする人に対しては、日本のプロレス(と言ってしまうのももう古いかな)がどういうものか説明する方が、子供のずる休みみたいなことくらいでなんで大相撲の稼ぎ頭が辞めさせられる話に直結するのかというのを説明するのよりずっとやさしいと思うんです。
まあ、説明する相手にもよりますけど。モンゴル人はわりと分かってくれる部類に入る人たちかもしれません。
巡業は、人気・スポンサー・新弟子を獲得するための重要な役割を担っているのですが、近年それがおろそかになって相撲の土台が揺らいでいました。そこで、その土台を立て直すため、特に今年から大相撲は巡業に非常に力を入れています。ファンサービスや白熱した相撲を増やすため、熱血漢の大島巡業部長を中心に気合を入れてやっているようです。たとえば、今年の春巡業では、午前中の巡業を休んだ千代大海に対して、大島巡業部長は「引退してしまえ」とまで言って激怒しています。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/sumo/47753/
大関がそこまで言われてしまうのなら、ということで翌日からかなり引き締まった巡業になったそうです。その流れの中に、今回の朝青龍の問題があります。朝青龍は怪我をしているから相撲は出来ないということで、巡業には出ずにモンゴルに帰ることが許されましたが、サッカーをしてました。これはかなり軽率な行動です。第一に、巡業の重要さはすでにこれまでの経緯からわかっていたはずなのに、それを軽視する姿勢を模範たるべき横綱が見せたこと。第二に、巡業で怪我で相撲は取れなくてもファンサービスぐらいは出来たはずなのにそれはせず、その一方で仮病だったと疑われてもしょうがない動きでモンゴルでサッカーをしたこと。
かつて、横綱前田山は本場所休場中にアメリカの野球チームの観戦に行ったのがバレて、引退させられました。以上のことをふまえると、二場所休場という処分は妥当なところではないでしょうか。「甘すぎる」という人も「厳しすぎる」という人もいるでしょうが。
ところで、巡業を「サボった」横綱が処分されたことで、現在行われている巡業は力士たちに相当な気合が入っていて大盛況のようです。
ともあれ、朝青龍にはぜひ大相撲に戻って来てもらいたいものです。プロレスではなく(笑)。
私が思うに、外国人への説明の仕方のポイントは、相撲界でいかに巡業が重要視されているか、ということを強調することです。巡業を軽視している人は今回の処分を重く捉えますし、重要視している人はこれでも軽いと思っているようです。朝青龍自身は明らかに軽視していたようですね。特に激怒している親方は、自分たちが巡業を成功させるために非常に努力しているのに、それに水をさす行動をされることに怒りを感じているのです。
詳しい御説明ありがとうございます。
朝青龍の事件について日本の各週刊誌で大々的に書かれているのを見てみました。ただのずる休みだけではない、いろいろないきさつや背景があるようです。でも例によって面白おかしく書かれているのでどこまで本当なのかは分かりませんが。
巡業の重要性については、わたしは認識不足でした。将来の人材のリクルートという重大な仕事のために横綱の存在が必要というわけですね。
すみません、巡業というのはどのくらいの期間続くものなのでしょうか? 一年にどのくらいあるんでしょうか?
なるほどこのあたりを押さえておかないと、これは私の説明では単純すぎますね。これは認識不足をお詫びしなければなりません。
ただそれを認めたうえで、やっぱり文化を異とする人にその日本の相撲界の巡業参加の「大事さ」を分かってもらうのは難しいかもしれないなと思うのです。
ちょっと問題の性質が変わる気がするので、あらたにエントリーをたてて考えてみようと思います。
実際にそれは起こりました。最高で年間94日間(1992年)だった巡業が2005年には15日間にまで減ったのです。(春巡業、夏巡業、秋巡業、冬巡業の合計です。)今年の夏巡業は17日間と書きましたが、2005年の夏巡業はたったの2日間だけでした。巡業の低迷は本場所の人気の低迷にもつながりました。巡業改革が失敗したせいもあるのですが、基本的にはやはり大相撲が巡業をおろそかにしたツケがまわったと見るべきでしょう。その反省をふまえ、2006年から巡業に非常に力を入れてやることになったわけです。横綱の所得の一部だって巡業によって賄われているはずです。巡業がガタガタになれば、人気面・財政面・採用面から考えて、いずれ大相撲は消える運命でしょう。
以上のようなことは朝青龍も知っていたはずです。
>やっぱり文化を異とする人にその日本の相撲界の巡業参加の「大事さ」を分かってもらうのは難しいかもしれないなと思うのです。
それでも私は構わないと思います。まだ知らない、わからない何かがあるとわかるだけでも十分に前進だからです。相手にわかりやすいようにかなりアレンジしたものを相手が受け入れたとしても、それは本当にわかったことにはなりませんよね? ならば、難しいことは難しいままに伝えるのが筋ではないでしょうか? お互いに理解できないことがあるのは当然です。
と言いつつ、私はこの件がそれほど難しい話だとも思っていませんけど。収入とか人気は、文化の問題とあまり関係ないので。
他の議論はまたあとでするとして、自分の文化を外部に分かってもらう努力のことですが・・・
それは可能な限り続ける必要があると思います。外部の人が分からないなら分からないでいい、というのはある程度の大国だからとれる態度のように思います。ふつうは「なんかよう分からん奴らだな」で終わりになってしまうと思います。
よくアルジェリア人が「アルジェリアのことはアルジェリア人しか分からん」というんですが、これはアルジェリアの歴史は複雑すぎて外国人には分かってもらえない、というボヤキです。
エッ? (;゜⊿゜)ノ あの、ちょっとビックリしました。あの、違います。別に先生のご意見を批判したつもりは一切無いんですが、困ったな。私はもしかして、そのサランさんという方が見ている可能性があるのかな?ということをちらり思っただけなのです。
>アルジェリア人はみなハレドが、誰も越えることのできないほど優れた歌手であることを疑っていないと思います。しかし彼の人格などは、これっぽっちも評価していないです。
はい、一応、それも理解しております。海外在住の友人などとの交流もあり、日本のほうがある意味特殊なところもあるのは承知しているのです。なので、日本の特殊さと、また世の中が変わったところに上手く応していけない相撲界の事情を書いたほうがいいのかな、というくらいの気持ちでした。
…私が先生のコメントを誤解していたことから余計な事を書いてしまったのだと思います。お騒がせしてしまったようで、かえって申し訳ないことをしてしまいました。
読み直していただければわかると思いますが、私は努力が不用だなどとは述べていませんよ。もしも私がそれを不要だと思っていたら、具体的な事実を書いたりしないです。
むしろ、具体的な説明も含めてできるだけ説明した方が良いのでは、たとえ完璧には「巡業の大切さ」が理解されなくても、ということを申し上げたかったのです。
たぶん、私の書き方が悪いのでしょうね、すみません。
いや、ご心配なく。そんなお詫びをされてしまってはわたくしの方こそ恐縮です。 m(_ _)m
朝青龍の問題は案外難しいところを含んでいるように感じて、ちょっと深入りしてみたく思ったのです。これは私の個人的趣味に関わっているように思います・・・ でも、当然ながら事態がどんどん推移してきてますので、ちょっと勝手なことを書きづらくなってきた感じもします。それでさっき書いたエントリーにもあるように、しばらく問題を置いておこうと思います。
さすがのサランも日本語は読めませんし、現在モンゴル本土に居るわけでもないですから、このブログの内容が伝わることはまずないと思います。
とにかく他の人のプライベートな行動、あるいは意見などはブログでは書かないように注意しています。世界にはいろんな政情の国がありますし、どんなことで迷惑がかからないとも限りません。彼女についてもこれ以上は書かないことにしようと思っております。
y_jadeさんには、今後ともよろしくご示唆をいただきたく存じます。よろしくお願いいたします。(堅苦しい書き方で申し訳ありません)
コメントほぼ同時に入っちゃいましたね。 (^_^;)
いや、わたしが妙なことにこだわったせいで、誤解を招いてもしょうがない形になっているのだとご理解いただければ幸いです。
m(_ _)m f(^_^;)