日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
歌がうまい!
アルジェリアで出ているこんなコンピ↑を人からいただきました。
「ライのカリスマ歌手」亡きハスニのヒット曲を今のトップ歌手たちがカバーしたものです。
Najim, Mohamed Lamine, Anouar, Hicham, Bouarfa, Reda, Hasni Sghir, Houari Manar, Otman, Abbes, みんなうまいです。抜群にうまい。
ハラスKhalassがいつになく重みのある歌い方ですごくいいし、ヘーラKheiraもすごいモダンなかっこよさをみせてます。
ただひとりポップ=ライ第一世代から参加のヒンディHindi(もっともマズージMazouziも同じくらいの歳かもしれません、よくわかりませんが)も充実してます。彼は数年前に、もうそろそろやめたい、とかボヤいてたんですけどね。
ところで、中でもいちばん光っているのはライヤンRayanですね。
だって、まるでハスニその人が生き返ったかと耳を疑うほど似てるんですもん。ハスニのシャウト、節回しの絶妙さ、そのまま再現してます。
そして(だから)、うまい。
だからでしょう、Baida mon amour、Tal ghiabek、El Visaと、ハスニの名曲中の名曲3曲がライヤンにゆだねられています。
自分のナンバーを歌っているときには気がつきませんでしたが、おそらく彼はハスニに酷似した歌い方ができるところが受けて名をあげたんでしょう。
ファデラがこのアルバムでライヤンをデュオのパートナーとして選んだのもむべなるかな、という感じですね。
このCDはアルジェリアでそのへんに売ってる、なんてことない、ただのCDです。
それがこれほどわたしの心にビンビンに響いてくるというのは、アレンジとか録音とかがハスニの時代よりよくなっていることはたしかにありますが、とにかく明らかに歌手たちがハスニの曲の魂に触発されて、実力以上のうまさを引き出されたからに違いない、という感じがします。
これって、ハスニの人間的力だと思います。
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