日本人はフランス語を誤解している!・・・と思うけどなあ・・・
フランス語系人のBO-YA-KI
大砂嵐 おおすなあらし

こういうニュース、明るいですね。すがりたいですね。こういうのがスポーツの効用だな。
Jeune Afrique 18-24 mars号(エヴィアン協定50周年記念号)↑読んでたら、「EN HAUSSE / EN BAISSE」(上昇株下降株、くらいの意味ですかね)のところに"sumotori"とか"Tournoi de printemps d'Osaka"とか書いてある男性の写真があって、なになに?と読んでみました。
エジプト出身の力士、Abdelrahman Ahmed Shaalanが初土俵で初勝利をあげた、っていうニュースでした。
調べてみたら、四股名は「大砂嵐」というんですね。
近年、相撲ってもう終わりかな・・・という雰囲気を感じていたのですが(多くの方がそれを感じていたと思います)、角界が徹底的に21世紀に合わせた体質改善をして、こういう人がどんどんでてきて元気に土俵を支えてくれたら、世界レベルで時代の先端に出られる可能性はまだ残していると思います(ところで、アルジェリア人力士は出ませんかね・・・)。
・・・日本の「フツブンガク」研究も、時代に取り残されて消えて行く、なんてことにならないように頑張らないと、と思います。そうでないと本家フランスも怒りますよ。あれだけ日本には文化予算をつぎ込んだのに、ってね。
「EN HAUSSE / EN BAISSE」のEN BAISSEの方にはちゃんと薄熙来Bo Xilaiも載ってますしね。アフリカもしっかり世界を見てます。日本も世界をちゃんとみないと。
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インカ帝国→マヤ。メキシコに戻ってきた!

ブリヂストン見てから「インカ帝国展」会場の国立科学博物館まで行ったんですが、行列が20分待ちになっていて見る気が失せました。常設展の方のブックショップでカタログの内容を確かめて、まあこれなら別に見なくても、という気になりまして。
カタログも買わなかったです。ひとつだけ、ハプスブルク家のカール五世の領土の最大版図の地図には興味をひかれましたが。
あんまり意識しませんが、カール五世はスペインを治めていたわけですから、当然新大陸のスペイン領の部分も彼のものだったわけです。この地図みて初めてそれをしっかり意識しました。
実は、インカはわたし昔からあまり興味がないのです。文字がありませんからね。
それに対してマヤは、大好きです。
小さいころはかなりマヤ文明に凝ってました。あの複雑で異様な文字や神像が実に印象的で想像力を刺激されたからです。石田英一郎『マヤ文明』なんて本はよく読んだ、というか、「時を担う神々」とか「大洪水を起こす女神イシュ・チェル」とか、いろいろ奇怪な図像をよく眺めてました。後者は「ドレスデン」・コデックスというマヤ古文書に出てくるんですが、このドイツの町の名前を覚えたのはこの古文書の存在のおかげでした。
ドレスデンは言ったことないですけどマドリードには行ったことあります。当然、マヤの有名な古文書「マドリード・コデックス」は見に行きました。
広げて展示してありました。ひとつ写真を撮って、もう一枚撮ろうとすると係員のおっちゃんに止められました。一枚はいいけど、二枚はだめだって。そんなことを覚えてます。
写真↑は、いつだったかのマヤ文明展の売店で買った、布というかタオルというか、よくわからないものです。だいぶん色がへたってマヤ文字が見えにくくなってますが、まだ使ってます。
あっ、写真にして載せてみると、なんだかえらく立派に見えますね。あら。なまいきな。


でもあらためてしげしげ見れば、たしかにいまだにある種の「力」が感じられますね。こわいものです。これがマヤ文明のもつ底力でしょうか。
マヤはユカタン半島周辺に栄えた文明ですから、メキシコも十分入ってますね。
話がメキシコに戻ってきました。

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風邪

強烈に寒い今年の金沢。
風邪をひきました。
お医者にいって、インフルエンザかどうかの診断を待つ間、診察室の壁に貼ってあるものをぼんやり眺めていると、人間の頭の断面図の中に「トルコ鞍」という部位があるのに気付きました。ウィキで調べたら「とるこあん」と読むそうで、随分昔のイギリスの学者が付けたラテン語名からきているもので・・・ そういえばお腹の中にはランゲルハンス島というのがありました。いしいひさいちがお白州シリーズでランゲルハンス島に島流し、というギャグをかましているのをみて、いしいさん疲れてるなあと思ったことを思い出し・・・ しかしランゲルハンスってドイツ人だろうな。どんな人だろう、と思ってウィキ見てみたらもうこれは涙無しには読めない生涯。こんな優秀で素晴らしい人がわずか40才で死なねばならなかったとは。神さんは、ほんとにいるなら、ときに実にむごいことをなさる。それにしても彼もお墓は英国共同墓地なんだな・・・ わたしのほうはインフルエンザではなくてひと安心。薬を出してもらいに行きましたが、薬剤師さんの待合室にはこんな本がおいてあって、この本も当然ながら白川静をおおいに参考にしてましたが、たぶん中国の人はこのひとを白・川静という中国人だと思ってるだろうな、Marxが馬克斯になるくらいだから、とか思ったりして。病気になって少しでも死というものを意識しやすくなったひとにとって「漢字」みたいに遠い遠い過去 depuis la nuit des tempsからあって、おそらくわたしたち全員が死んでのちも何百年と生き続けるであろう人間の営みを眺めることは慰めになるんだな、と思いました。
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伝統工芸

きのう飲み会というものがありまして、行ってみたら会場がかつて「紙屋」さんだったところで、ふむ、と思いました。
この紙屋さんでは伝統工芸っぽい、繊細な植物の絵をあしらった栞を置いていたので、外国でのお土産用によく買ったものでした。
あれ、もう手元にはないかな・・・
最近行ってなかったので、紙屋さんが移転したことにきのうまで気が付きませんでしたね。
お店の名前に「紙屋」は残ってるし、紙屋の看板がひとつだけ、おもてにそのまま残してあるんですけどね。
まあこのあたりは金沢中心地の飲食街だから、紙屋さんより飲み会のできるお店がある方が経済的には活気づくのですが。
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A Day in the Life
ビートルズ・ナンバーでもうひとつ思い出しました。
A Day in the Life 。
それから、"One sweet dream..."からあとの You never give me your money 。
なんということなしに日が過ぎるなあ、というときに思い出す曲。
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母

母はもうずいぶん年です。
でもおかげさまで、元気にしています。
毎朝しっかり歩いてますし、ときに外へ連れ出したらご馳走はぺろりと食べてしまうので、あーまだ大丈夫や、と安心してます。
人間、歩けてるうちは、食べるもの食べているうちは、大丈夫でしょう。
一日中、NHKラジオかけてます。
NHKラジオというのは、日本中のお年寄りに、日本は変わらずあります、という安心感を与える機能を、みごとにはたしています。
今回帰省してみると、ラジオのほかに西洋クラシックの超ありきたりピアノ曲コンピをエンドレスでかけてまして。
「いやされる」んだそうです。
ベートーベンさん『エリーゼのために』、モーツアルトさん『トルコ行進曲』、バッハさん『主よ、人の望みの喜びよ』(ラジェルさんがヴァリ・ワークショップのとき一瞬弾いていた曲)、ドビュッシーさん『月の光』にアルベニスさん『タンゴ』、グラナドスさん『スペイン舞曲5番』、サティさん『ジムノペディ』などなどなど。
要するに、日本の庶民って、こういうのに「癒される」んですね。
冒頭が『乙女の祈り』で、これ作ったバダルジェフスカって人はどんな人かわたし全然知りませんでしたが、ウィキペディア引いてみたら、はーなるほどこういう人ですか。
こういう素人さんが作った曲は、ヨーロッパでは基本的に評価が低いんですね。
でも日本人はーーというか21世紀では「ヨーロッパ的伝統の外にあった地域の人」というべきかーー、なんの屈託もなく、うっとり聞いてしまうんだなあ。
[追記] 母は毎朝ラジオ体操やってます。
第二体操までやっとるんですわ。
わたし、第二体操ってどんな体操のか全然知らなかったんですね。母がやっているのをみるのが初体験でした。2012.1.5.
[追記] わたしが小さい頃、父に「ねー。第二体操ってなんのためにあるの?」と聞いたとき、父は「そりゃ、第一体操の時間に遅れてきた人のためやろ」と、まあいいかげんなことを言いよりましたわな。
デンデケデン、デンデケデン、デテテレテーレテン。2012.1.6.
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ビートルズ

読売新聞の元旦号に「ビートルズ 私の好きな3曲」というのが載ってました。
わたしはビートルズ世代とは言えなくて、最初に聞いたのがちょっと前のエントリーにも書いた通り『アビーロード』なわけですから、ビートルズナンバーというのは発表のずいぶん後になってから、『アビーロード』から遡って聞いています。だから今すべてを見渡してみるとなんとなくみな古めかしい感じがするかなーと思います。
3曲、といわれると:
Come together 横断歩道で人が一斉に歩き出すとき、自動的に頭の中で鳴り出す
Here comes the sun 曇り空から太陽が顔を出すとき、自動的に頭の中で鳴り出す
この2曲ーーどっちもAbbey Roadーーは別格としてもう1曲が・・・
やっぱ菊池成孔さんたちのあげているDrvie my carかな。たしかにこの曲、ノリがよくて歌詞がしゃれてる。
ロンドン・オリンピックではたぶんポール・マッカートニーが出てくるだろうし、上記の記事はビートルズデビュー50周年の企画ということで、今年はビートルズ・イヤーなわけですが、このバンドの業績はなんといっても、メインカルチャーに対してポップカルチャーが「同格」あるいはそれ以上のものでありうる、という感覚を確かなものにした、ということなんだと思います。
平民の、音楽教育も受けていない連中の音が、ヨーロッパの音楽伝統の粋、ある意味で「貴族的」といえる音と拮抗し、凌駕する、という感覚です。
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白梅町のパチンコ

対照的なのが白梅町のパチンコ。
交差点の南東角と北西角に、これまたわたしの物心つくころからパチンコがあったんですが、北西角の方が長期休業中。「店内改装のため暫く店休頂きます」と書いてあるけど、このまま廃業とちゃいますかいな。9月の新装オープンの張り紙がはがしてないようでは。この二店、経営者同じか、あるいはつながりがある仲やと思いますが、一店にまとめんとやっていけへん、ちゅうことですかいな。
パチンコは収益率下がってるらしいですなあ。
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