イスラーム勉強会ブログ

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イード・ル・アドハーの犠牲家畜

2007年12月19日 | あちこちからタズキヤ(自我浄化)

 アッラーにお近づきできることを願って、犠牲祭(イード・ル・アドハー)当日に、ラクダ、牛、羊、ヤギの中から選ばれた動物が屠られます。

 根拠クルアーンより:「あなたの主に祈り、犠牲を捧げなさい」(アル・カウサル章2)
 根拠スンナ(預言者(平安と祝福がありますように)の慣行):《彼は2匹の白色で立派な角を持った羊を自らの手で屠り、アッラーの御名を唱えてタクビールを言い、2匹の首の上に足を置かれた》(アル・ブハーリーとムスリムより)

 英知:
 犠牲を捧げることは、崇拝行為(イバーダ)です。
 犠牲を捧げることにより、預言者イブラーヒーム(彼に平安と祝福あれ)が実行した「犠牲を捧げる」の意味を確認できます。アッラーは彼に、自分の息子を犠牲に捧げるよう命じましたが、これはアッラーから与えられた試練でした。アッラーの言いつけを実行しようとしたイブラーヒームを認め、代わりにアッラーは彼に下した羊を屠ることでよしとしました。
 イブラーヒームと息子のイスマーイール(二人に平安あれ)のアッラーへの無垢な信仰、そして彼らのアッラーの命令を忠実に実行する姿を私たちは見習うべきです。

 他に、イードの日に貧者、必要とする者を慈しみ、そして家族に喜びを与えることも、犠牲の重要な英知の一つです。犠牲を捧げることにより、ムスリム兄弟の絆が深まり、それぞれの心に愛情と団結力が植えつけられます。


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