徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

契約変更

2010-05-29 00:20:24 | 勉強
ある日、秘書さんが私のオフィスにやってきて、『あおさん、私ね、今、あなたの契約の書類を作っているんだけど、契約が変更になることは知ってる?』と言い出した。

寝耳に水でとても驚いた。研究室の予算は少ないし、ここ2ヶ月くらいの私の仕事ぶりからして

減給か?

と不安になった。
が、そうではなく、今のバイト契約から普通のPh.D契約に変更する、という。

通常ドイツでは、研究室がプロジェクトを取ってきて、そこにPh.Dの学生を配置し、学生は給料をもらって研究する。私の場合、そういうプロジェクトはなく、なんとなく研究室に居ついて、バイト扱いで研究させてもらっている(教授も、『こういうケースは初めてだ』と言っていた)ので、給料は通常のPh.D契約よりも少ない。

私のためにプロジェクトのプロポーザルを書いている、という話は聞いたことがなかったので、とても驚き、ポスドクに話を聞きに行った。

どうやら、昨年、そのプロジェクトから給料をもらっていたポスドクが、パーマネント契約になり、大学から給料をもらうことになったので、

プロジェクトの人件費が余った

ので、返金するのももったいないので、この際、私に、ということになったらしい。

給料が上がるのはうれしいけれど、そのプロジェクトは私の研究とは違うことをしているので、ポスドクに、『でも、そのプロジェクトに貢献しないといけないんですよね?』と聞いてみた。

どっちにしろ、そのプロジェクトに関して働いてもらうよ

とあっさり言われ、契約をすることになった。

ついでに、有休の確認もしておいた。Ph.D契約は、『ハーフポジション』なので、1日に4時間の労働で、年間(私の場合)29日間の有休がある。

友達とランチをしたりするのは、ちゃんと有休を使わないといけないのだろうか。でも、1ヶ月くらいは帰国もしたい(有休、足りなくなるのでは?)。例えば、月曜日に8時間働いて、火曜は有休を使わずに休む、ということをしていいのだろうか。
と、こういうことも聞いてみた。

あおが何時間働こうと、自分も教授も気にしないよ

と、言われた。『研究さえしていれば、家で仕事をしてもかまわないし(ただし、秘書さんにはその旨伝えてね)』と。

先週、履歴書みたいなものを提出し、今年12月までだったバイト契約を5月末でキャンセルする書類にサインをしたが、

新しい契約書にはまだサインをしていない

事務手続きに時間がかかる、と言われているけれど、6月分の給料をもらえなかったらどうしよう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ボードゲームをする | トップ | UNOの夕べ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

勉強」カテゴリの最新記事