退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

プロの仕事

2008-04-01 00:58:32 | Weblog
晴れ。台風並みの強風。

中森明夫「女の読み方」を読む。

1990年から2002年まで続いた週刊SPA!「ニュースな女たち」から
100本の文章をまとめたもの。

吉永小百合・黒木瞳・川島なお美・高島礼子・石田ゆり子
羽田美智子・賀来千香子・菅野美穂・柴咲コウ・高岡早紀。

女優10人に始まってオノ・ヨーコ、きんさんぎんさん、佳つ乃らに至る
総勢100人への賛歌。

それが実は「90年代論」になっているというのがミソ。
「女性の時代」だった80年代から一転「冬の時代」へ。

それでも、時代と「闘っている女は美しい!」という著者にとって
「女を読むこと」は「時代を読むこと」。

同時代を知っている者としては懐かしくもあり
ベタつかない爽やかな批評が好ましい。

「作家なら主要な著作に目を通し、ミュージシャンなら、発売されているアルバムを
すべて聴く。女優であれば出演作の手に入るだけのビデオを観る。」

ほんの1200字を書くにも「プロ」はこれくらいのことを当然するのを忘れずに。
コメント
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