快晴。雲ひとつない青空。
小林信彦「つむじ曲がりの世界地図」を再読。
かつて著者の作品は角川文庫からあれこれ出ていたのだけれど
「パパは神様じゃない」と同様によそから出ない本。
いろんなことが試されていて
若さゆえの情熱が迸っている作品。
海外旅行が農協によって頻繁に行なわれてたような
35年前くらいのお話があれこれ。
なぜ旅をするのかという問いかけは
それが「人生のあがき」だからというよりない。
ふたつに別れた人格は「闘争」を続ける。
「だれにも相手にされずに、肌の色の違う人々のあいだをさまよう時の、
刺すような孤独感には喜びがないといえるのか」という絶唱。
そういう背景を知ることが
いわゆる「大人」なんだと野暮な蛇足をしておこう。
小林信彦「つむじ曲がりの世界地図」を再読。
かつて著者の作品は角川文庫からあれこれ出ていたのだけれど
「パパは神様じゃない」と同様によそから出ない本。
いろんなことが試されていて
若さゆえの情熱が迸っている作品。
海外旅行が農協によって頻繁に行なわれてたような
35年前くらいのお話があれこれ。
なぜ旅をするのかという問いかけは
それが「人生のあがき」だからというよりない。
ふたつに別れた人格は「闘争」を続ける。
「だれにも相手にされずに、肌の色の違う人々のあいだをさまよう時の、
刺すような孤独感には喜びがないといえるのか」という絶唱。
そういう背景を知ることが
いわゆる「大人」なんだと野暮な蛇足をしておこう。