退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「魅力的な本と『まだ貧しさがあった頃』の映画あるいは『純粋』であってもらいたい音楽番組」について

2022-03-29 02:53:05 | Weblog
晴れ。まだ夜は少し冷える。

「作家と酒」を再読。

図書館の予約画面ではタイトルしか見えず。
金井美恵子経由でそれと気付かずにに予約した模様。

もっとも今回はじっくりと付き合えた趣き。
要約なんてケチなことはせず。

本作が実に魅力的な内容であることだけを伝える。
それで十分。

舛田利雄「完全な遊戯」(’58)を観る。

金欲しさの学生グループのたくらみが意外な結末を生み出し。
「いい気なもの」の彼らのうちアキラが「人生」に出会う。

岡田真澄の「どうしようもなさ」が印象に残る。
「インテリ」梅野泰靖も同様に。

芦川いづみの「世間ずれ」した態度を見せる一方の「純情」にふむふむ。
いかにもな「娘ぶり」よ。

たくらみが実行されるまでの案外なサスペンスがなかなか。
「倫理など糞喰らえ」という果ての結果たるや。

まだまだ「貧しさ」があった時代の物語。
「大学生であること」が自動的に「ブルジョワ」であることを忘れずに。

「SONGS 15周年記念」の再放送を観る。

それぞれのアーティストに寄り添った演出が好ましく。
ただし「純粋な音楽番組」のはずがいささか変化して。

大泉洋を迎えたことがよかったのかどうか。
それはそれで悪くないのだけれど。

個人的には「純粋路線」がいい。
「豊かな音楽」だけを楽しみたいので。

アーティストがどういう人物かは正直どうでもいい。
その作品が素敵ならば。

なぜその種のことに興味が行くのかが不明。
そもそも「悪く描かれること」があるとは思えないのだから。
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