退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「無意識あるいは活かすべき後悔」について

2017-03-28 02:03:42 | Weblog
『快晴。風強く夜には冷たく。

柄谷行人「憲法の無意識」を読む。

フロイトの「反復脅迫」を元に「圧倒的な贈与」によってそれをもたらすことで
「世界の平和」を達成しようという「知恵」。

そこにどれほどの「リアリティ」を感じられるかがポイント。
「押し付けられた憲法」をいつのまにか「わが物」とする「歴史」よ。

「無理矢理」の後の「選び取り」の方が「自発性」より強固なものになると。』でまた寝る。

晴れ。風は強いものの寒さは緩む。

石井光太責任編集「ノンフィクション新世紀」を読む。

主に学生時代に読んだあれこれの作品を思い出す。
柳田邦男、立花隆、猪瀬直樹、沢木耕太郎、田原総一郎、近藤紘一、吉岡忍、そして開高健など。

「ノンフィクション」に「目覚めた」きっかけが柳田邦男だったのは今となってはラッキーか。
航空事故、ゼロ戦、ガンなどに関する作品に夢中になったもの。

ロバート・キャパや沢田教一、一ノ瀬泰造など「戦場カメラマン」に興味を持ったり。
当時は文庫本でその種の作品が手に入りやすかったせいもある。

石牟礼道子、鎌田慧、本田勝一、松下竜一、斎藤茂男、吉田司、関川夏央、中野不二男ら。
カポーティ「冷血」やゲイ・タリーズ「汝の父を敬え」トム・ウルフ「ライト・スタッフ」も。

ただし今回思ったのはまだまだ未読で面白そうな作品がいっぱいあること。
本書を参考にまたいろいろ読んでみることにしようと思いつつもどうなることやら。

堀江邦夫「原発ジプシー」や広瀬隆「東京に原発を!」で一時期は「反原発」になったものの
いつのまにかそれらをうやむやにしてしまった過去にうなだれる。

「何とも頼りない自分」をあらためて再認識した次第。
その「後悔」を今後に活かしたいものではある。
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