退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「季節外れの『反原発論』と納得のいく『物語』を語れない映画」について

2021-04-05 02:19:44 | Weblog
雨。霧雨から普通の雨に。

小林よしのり「脱原発論」を読む。

「国土を失ってしまう事実」と「共同体を失わせる事実」よ。
そのどこに「保守」があるのかという問いかけを覚えておこう。

「原発」などない時代にわれわれは「穏やかに暮らしていたこと」も。
「取り返しのつかない現実」をもたらす危険性のあるものは「やめた方がいい」。

その「当然」がかくも忘れ去られるとは。
東京電力が被災者に対して何もせずに生き延びている事実があり。

こうした「過去と現在」を「ないもの」にするわれわれとは。
いわゆる「普通の神経」がない者たちが「不適材不適所」に跋扈しているせいで。

「数字を上げる者だけ」を評価する愚たるや。
そろそろ目を覚まさないとどうにも。

「オリンピック」などというものにかまけて「フクシマ」を忘れることなかれ。
心ある者はその「途方もない現実」をどうにかするよう努力したいもの。

かの地の「ガン発生率」のデータはあるのだろうか。
そのあたりの情報が国民に全く届いていないことだけは確かで。

あらゆる場所でこの種のことが起きている。
それをどう「改善」するのかが重要だとはいえ。

あまりに「劣化」したわれわれにそれが出来るのかどうか。
ほぼうなだれるよりなく。

「オゾン層の破壊」によって異常な寒気が襲う映画を観たものの。

描写がどうにも安くて。
映像の具合を観ただけでその「正体」がわかる内容。

「家族の話」も出て来るのだけどそれもどうってこともないまま。
ただ「世界各地が寒気に襲われる」次第。

残念ながら俳優陣にも魅力はなく。
これも「劣化」と思うべきか。

もっともそうした作品を敢えて観てしまう気持ちは相変わらず。
要は「災害ぶり」をどのように描くのかが気になるだけ。

今回は「津波」のように押し寄せる「寒気」を確認した次第。
正直それだけですかという感じで。

「文脈」が読めないならせめて「面白い描写」を。
「物語」を語る者としてはおそらく「最低限の倫理」だと思いたいところ。
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