退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「あれこれ多い課題と『組織のルール』から外れた者が輝くのだということ」について

2020-04-09 02:34:39 | Weblog
晴れ。昼と夜の温度差が激しい。

「アメーバのように。私の本棚」読了。

著者が読んでいてこちらが読んでいない作者を挙げておこう。
広津柳浪、周作人、近松秋江、十一谷義三郎、尾崎翠、川口松太郎。

いずれ読むことになるのかどうかは不明。
そうそう「富士に立つ影」も読んでいなかったか。

いちおう今後の課題だとしておく。
それにしてもあれこれ課題は多いもので死ぬまで退屈しないで済みそう。

鈴木清順「殺しの烙印」(’67)を久方ぶりに再見。

宍戸錠、南原宏治、玉川伊佐男、南廣といった男優陣の濃さよ。
大和屋竺は出演のみならず主題歌まで歌い。

小川万里子と真理アンヌは裸体を晒し。
後者は今で言うならローラをインド風にした趣き。

物語は「ランク付けされた殺し屋たちのあれこれ」といった感じ。
ただし監督が監督なだけにそこにあまり意味はなく。

こんなに蝶が出て来るのはすっかり忘れていた。
義眼の奥にダイヤを隠すというのも。

結局殺し屋たちは「愛情」や「卑怯でないこと」のために死んでいくような。
その背後で何事もなかったかのように「組織」はおそらく存続するのだろう。

「後楽園」を「越楽=悦楽園」としたネーミングもなかなか。
ここでも「組織のルールから外れた者」は死んでいくしかない模様。

ただし。

そうした「悦楽」を知っている者だけが輝くのだということも忘れずに。
「最後の舞台」が「リング」だというのも覚えておこう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「『高級少女趣味』の洗練と... | トップ | 「『人が向き合うことの難し... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事