退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『好ましい師弟関係』と『物事の本質』がわかる本とまだまだ続くクレージー映画」について

2023-04-04 03:00:32 | Weblog
晴れ。昼間の風には冷たさがあり夜には少し冷える。

山下洋輔・相倉久人「ジャズの証言」を読む。

前者は「傘寿」を超え後者は「彼岸」へ。
またしても自分の年齢を忘れ。

「好ましい『師弟』関係」がここに。
「先導」する師と「実践」する弟子がいて。

もっともジャズについてはほぼ「門外漢」で。
それでもふたりの著書にはなぜか接しているという不思議。

「バークリー音楽院の功罪は、コードでジャズを形式化したこと」だと。
「教えられない部分こそが魅力」だとも。

ジャズを知らなくても「物事の本質」がわかる内容。
もちろん知っていたらもっと楽しめるはず。

坪島孝「クレージーだよ 天下無敵」(’67)を観る。

今回のテーマは「産業スパイ」。
植木等と谷啓が「豊臣」と「徳川」になって互いの会社の秘密を盗もうとするお話。

野川由美子と高橋紀子がそれぞれの恋人。
「お色気担当」には北あけみ。

「ウルトラセブン」の「アンヌ隊員」ひし美ゆり子が「菱見地谷子」名義で登場。
「ギャグ」として面白いのは2つ。

ひとつは主人公ふたりが助けを求めた警官なべおさみが「ドラマロケ」の一員なこと。
もうひとつはラストでふたりが車の屋根を突き破って争うところ。

いかにも「古い」ロボットのとぼけた味わいも悪くなく。
「全自動」の家の仕組みも同様に。

ただし「フェミニズム視点」からすると「いやはやな描写」もあり。
植木等が誤解した上に野川由美子をいきなり殴るのはさすがに「ダメ」。
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