晴れ。あるいはくもり。
「増補 幸田文対話(上) 父・露伴のこと」を読む。
教える父と反抗する娘。
やがて身に沁みたあれこれは娘を助けることになり。
露伴の「先読み」はそこまで届いていたのかという感慨と同時に
「長く付き合うこと」の濃さを思うのみ。
「人を育てる」ためにはこれほどまでの「愛情」が必要なのか。
そしてその結実として「存在」が輝きを増し。
特異なキャラクターの感性と語彙、観察眼を楽しむべし。
ある種の「豊かさの極致」があるような。
教える器量と教えられる器量の「幸運な出会い」よ。
「貧しい現在」を思えばさらに印象は強くなるばかりで。
せめてそういう時代と人々があったことは
誰もが知っておいていいはず。
(下)も途中まで読んで明日読了予定。
「典雅と鋭利とおきゃん」に彩られた会話の妙を味わうことにする。
さて。
昨日の帰り道の夜空には
線香花火の玉をざっくりと斬ったような半月。
今日は今日で工場群の薄い橙の明かりを背景に
灰色と黒のコントラストが見事な建物を見る。
毎日同じ道を歩きながらも「風景」は変わる模様。
これも読んだ活字の影響かと思いつつ。
何事かを感じさせるたたずまいのあるものには
これからも敏感でありたいもの。
「増補 幸田文対話(上) 父・露伴のこと」を読む。
教える父と反抗する娘。
やがて身に沁みたあれこれは娘を助けることになり。
露伴の「先読み」はそこまで届いていたのかという感慨と同時に
「長く付き合うこと」の濃さを思うのみ。
「人を育てる」ためにはこれほどまでの「愛情」が必要なのか。
そしてその結実として「存在」が輝きを増し。
特異なキャラクターの感性と語彙、観察眼を楽しむべし。
ある種の「豊かさの極致」があるような。
教える器量と教えられる器量の「幸運な出会い」よ。
「貧しい現在」を思えばさらに印象は強くなるばかりで。
せめてそういう時代と人々があったことは
誰もが知っておいていいはず。
(下)も途中まで読んで明日読了予定。
「典雅と鋭利とおきゃん」に彩られた会話の妙を味わうことにする。
さて。
昨日の帰り道の夜空には
線香花火の玉をざっくりと斬ったような半月。
今日は今日で工場群の薄い橙の明かりを背景に
灰色と黒のコントラストが見事な建物を見る。
毎日同じ道を歩きながらも「風景」は変わる模様。
これも読んだ活字の影響かと思いつつ。
何事かを感じさせるたたずまいのあるものには
これからも敏感でありたいもの。