くもりときどき晴れ。蒸し暑い。
「人はなぜ泣き、なぜ泣きやむのか?」読了。
最後まで「羅列」で終わる。
「絵巻物あるいはタペストリー」のようなものだと思えばいいか。
伊集院静「続・大人の流儀」を古本屋で見つけて読む。
「大人のいない国」ではこうしたものが好まれるのか、ふむふむ。
「指針」を失った人々が「昭和」を求めているのだと判断しておく。
著者の「師匠」色川武大と比べるとなぁ。
カタカナの使い方にもいささか違和感を覚える文章。
もっとも仙台に居を構えた著者が3・11の震災時に
東京中心のマスコミや政治家の「無神経と無能」を指摘する「リアルさ」には納得。
おそらくはあらゆる「縛り」のキツイ世の中で生きている人々が
ある種の「解放感」を覚える内容なのだろう。
ならばもっと気楽に生きればいいじゃないかと思うのだが
「レール」を降りる「恐怖」が強いのかもしれない。
結局人には「現実」というものが捉えられない。
それぞれの「歪んだフィルター」でそれぞれに描く「健全」がせいぜい。
その一点で同意できるとすれば
「いろんな人がいること」の重要さは自ずとわかるはずで。
さて。
身近な若い男子が「今の世の中は地位が大事でしょう」と言うので
「お前のバカさ加減は救えない」と突き放しておく。
本気でそう思うのだったらそうすればいいだけ。
他人に同意を求めるあたりが何とも貧しく情けない。
「人はなぜ泣き、なぜ泣きやむのか?」読了。
最後まで「羅列」で終わる。
「絵巻物あるいはタペストリー」のようなものだと思えばいいか。
伊集院静「続・大人の流儀」を古本屋で見つけて読む。
「大人のいない国」ではこうしたものが好まれるのか、ふむふむ。
「指針」を失った人々が「昭和」を求めているのだと判断しておく。
著者の「師匠」色川武大と比べるとなぁ。
カタカナの使い方にもいささか違和感を覚える文章。
もっとも仙台に居を構えた著者が3・11の震災時に
東京中心のマスコミや政治家の「無神経と無能」を指摘する「リアルさ」には納得。
おそらくはあらゆる「縛り」のキツイ世の中で生きている人々が
ある種の「解放感」を覚える内容なのだろう。
ならばもっと気楽に生きればいいじゃないかと思うのだが
「レール」を降りる「恐怖」が強いのかもしれない。
結局人には「現実」というものが捉えられない。
それぞれの「歪んだフィルター」でそれぞれに描く「健全」がせいぜい。
その一点で同意できるとすれば
「いろんな人がいること」の重要さは自ずとわかるはずで。
さて。
身近な若い男子が「今の世の中は地位が大事でしょう」と言うので
「お前のバカさ加減は救えない」と突き放しておく。
本気でそう思うのだったらそうすればいいだけ。
他人に同意を求めるあたりが何とも貧しく情けない。