退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「あまり愉快でないこと」について

2013-07-06 03:49:17 | Weblog
くもりときどき晴れ。蒸し暑い。

「人はなぜ泣き、なぜ泣きやむのか?」読了。

最後まで「羅列」で終わる。
「絵巻物あるいはタペストリー」のようなものだと思えばいいか。

伊集院静「続・大人の流儀」を古本屋で見つけて読む。

「大人のいない国」ではこうしたものが好まれるのか、ふむふむ。
「指針」を失った人々が「昭和」を求めているのだと判断しておく。

著者の「師匠」色川武大と比べるとなぁ。
カタカナの使い方にもいささか違和感を覚える文章。

もっとも仙台に居を構えた著者が3・11の震災時に
東京中心のマスコミや政治家の「無神経と無能」を指摘する「リアルさ」には納得。

おそらくはあらゆる「縛り」のキツイ世の中で生きている人々が
ある種の「解放感」を覚える内容なのだろう。

ならばもっと気楽に生きればいいじゃないかと思うのだが
「レール」を降りる「恐怖」が強いのかもしれない。

結局人には「現実」というものが捉えられない。
それぞれの「歪んだフィルター」でそれぞれに描く「健全」がせいぜい。

その一点で同意できるとすれば
「いろんな人がいること」の重要さは自ずとわかるはずで。

さて。

身近な若い男子が「今の世の中は地位が大事でしょう」と言うので
「お前のバカさ加減は救えない」と突き放しておく。

本気でそう思うのだったらそうすればいいだけ。
他人に同意を求めるあたりが何とも貧しく情けない。
コメント
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