くもりときどき雨。傘を持って出かける。
トム・ルッツ「人はなぜ泣き、なぜ泣きやむのか?」を途中まで読む。
ある種の本の特徴としてあるのが
古今東西さまざまな例を引いて並べるという書き方。
本書はまさにそういった感じで
あれこれと引用はされるもののそこに「論理」はない。
面白いかと言われると微妙だと言わざるをえず
とりあえず最後までお付き合いはするつもり。
個人的に最近泣きそうになったのは向田邦子「字のない葉書」で
全く意味がわかっていないらしい相手を前にした時くらいか。
唐突にそうなったのでついつい堪えることに。
どうしてそうなったのかは不明。
もちろん「作品の力」が大きいのだけれど
「なぜこれがわからないのか」という気持ちもあったように思われる。
エッセイ集「眠る盃」(講談社文庫)の中の一編。
昔新潮文庫でもあれこれ出ていたのをまとめて読んだ記憶がある著者。
以前にも書いたはずだが
立花隆がNHKの戦争を扱った番組で突然嗚咽したのを見たのを覚えている。
それは確か学徒動員の戦死者を扱ったものだったように思うものの定かではない。
彼の感情の動きは「こんな国になるために彼らは死んだのではない」という気持ちだったか。
人は穏やかに死ぬのがいい。
それが不可能な時代もあったことを忘れずにいつつ。
トム・ルッツ「人はなぜ泣き、なぜ泣きやむのか?」を途中まで読む。
ある種の本の特徴としてあるのが
古今東西さまざまな例を引いて並べるという書き方。
本書はまさにそういった感じで
あれこれと引用はされるもののそこに「論理」はない。
面白いかと言われると微妙だと言わざるをえず
とりあえず最後までお付き合いはするつもり。
個人的に最近泣きそうになったのは向田邦子「字のない葉書」で
全く意味がわかっていないらしい相手を前にした時くらいか。
唐突にそうなったのでついつい堪えることに。
どうしてそうなったのかは不明。
もちろん「作品の力」が大きいのだけれど
「なぜこれがわからないのか」という気持ちもあったように思われる。
エッセイ集「眠る盃」(講談社文庫)の中の一編。
昔新潮文庫でもあれこれ出ていたのをまとめて読んだ記憶がある著者。
以前にも書いたはずだが
立花隆がNHKの戦争を扱った番組で突然嗚咽したのを見たのを覚えている。
それは確か学徒動員の戦死者を扱ったものだったように思うものの定かではない。
彼の感情の動きは「こんな国になるために彼らは死んだのではない」という気持ちだったか。
人は穏やかに死ぬのがいい。
それが不可能な時代もあったことを忘れずにいつつ。