フルート点検無料調整が札幌であり、コロナ感染者がちっとも減らない中だったけれど、年に一度のチャンスなので行ってきました。ついでに既に入手していた前売りチケットを無駄にしないように「フェルメール…」を観に近代美術館へも向かいました。
こんな時は、日常使っているバッグに入るコンパクトな楽器で良かったと、とつくづく思います。
今回の目玉は「窓辺で手紙を読む女」
劣化を修復している最中に、何者かによって塗りつぶされていた「画中画」が発見されたのです。
絵葉書を並べてみました。トップ画像↑
そもそもこの作品が200年以上もの間、違う人の作品になっていたことに驚き。
フェルメールはあの世で苦笑してるだろうか、怒っているだろうか。
同時代に活躍した画家たちの作品郡は、明るい絵といえどもどこか共通の陰りみたいなものを感じ、電気がなかったから? ロウソクの明かりだから柔らかい? などと自問自答。
リュートを弾く人が描かれた作品が複数あってこの時代に流れていたバロック音楽を想像したり。
そんな中で異彩を放っていたのが、
ワルラン・ヴァイヤンの「手紙、ペンナイフ、羽ペンを留めた赤いリボンの状差し」
まるで現代アートのよう。 1658年の作品ですよ~
美術館のカフェレストランでランチ。
スモーク合鴨のサンドイッチとブラッドオレンジジュース。顎を外さないように食べました(笑)
ポテトはマヨネーズとつぶつぶマスタードを混ぜたものをつけて。
爪楊枝にはトマト・ブラックオリーブ・きゅうりのピクルス。
ここで終わる所でしたが、ラッキーなことに三越で「春の院展」が開催中なことをたまたま知り、この足で行ってみました。
院展を観るのは初めてでした。
もしかしてこれが岩絵具かなと。。
つきなみだけど、どれも素晴らしく見応え充分。
一つ気がついたのは観る距離の大切さでした。近くで観たときに何も感じなかった作品が、何メートルも離れた所から、たまたま視界に入ったとき、光輝いて、しかも立体的に観えたのです!
多面的にみる大切さ…何事も。
対象的な展覧会のハシゴ、運動不足の割には元気だった足、観たいがゆえの貪欲な自分で良かった。。。
そうそう、この日のメインだった楽器はすっかり調子が良くなり、演奏のまずさを楽器のせいにはできなくなったということでもあり
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