沙羅さら日記

ガーデニングや家庭菜園を楽しみながら、
気ままにのんびり暮らしています
2010年、本州から北海道に帰郷しました

いとをかし

2006年02月10日 | 沙羅の押し花作品
春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際 少しあかりて・・・

「そ、そなた、名はなんと申すのじゃ」
「あーいーぃー、沙羅姫ともうしますぅー」
「ほう、沙羅姫とな。美しい名じゃのう。苦しゅうない、近うよれ」
「あーいーぃー」
「さ、さ、おもてをあげーぃ」
「・・・・・」
「な、なにをじらしておる、ささ、おもてを・・・」
「あーいー、こんなん出ましたぁ!」
「?○?×?○ そ、その顔は!! さてはおぬし もののけ じゃな!」
「ヒッ、ヒッ、ヒッ、見破ったか光源氏、わらわの本当の名は ゆきひめ(しっ、失礼) 皿姫でおじゃる!! いちまーぃ、にまーぃ、さんまーぃ・・・」


 「ひな祭り」が近づくと、毎年この「押し花絵」を飾るんですよ。      
番町皿屋敷と源氏物語がまぜこぜになったような、ヘンテコリンなお話を書いてしまいましたが、なぜか浮かんできちゃって・・・。                                   
お友だちのブロガーのみなさんが、次々に新作をしているなか、ちょっと気後れしている私ですが、古い作品がこうしてパソコンの画面に蘇るのをみると、感慨もひとしおです。
                                            
沙羅姫の髪の毛はスズランの葉。十二単には小花を散りばめました。鼓はいちょうの葉で、ひもの部分はツツジのおしべを使ったと記憶しています。                      
そうそう、後ろの屏風には、清少納言の「枕草子」を。
いとをかし・・・な作品です。
コメント (6)
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