pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

生誕100年岡本太郎展@東京国立近代美術館

2011-05-05 22:07:14 | 雑感

夫の強い希望で竹橋の近代美術館へ、生誕100年の岡本太郎展をふたりで見に行きました。少し前、NHKで松尾スズキさんが太郎、寺島しのぶさんが母・岡本かの子を演じるドラマをやっていましたね。太郎=松尾スズキとは思ってもみませんでしたが、狂気がよく出ていましたね。

展示を見る前に、前からあこがれていたテラス・レストラン「アクア」でランチ。「フレンチの鉄人」石鍋裕シェフのプロデュースとのことですが、だいたい1000円程度でお手軽な割にお味もなかなかでした。ハーフローストチキン ローズマリー風味、魚介類と鶏胸肉のベトナム風サラダをチョイス。今回はいただきませんでしたが、ケーキもなかなか美味しそうでした。

展示は彫刻群から始まっていました。展示室の正面には「NON」という、あらゆるものへの否定をあらわすような作品。連なる彫刻群は、女性のおっぱいや子宮を思わせるような形が多く、母性への強い思いのようなものを感じました。

絵画は印象的な赤と黒が多用され、あまりに激しすぎて少々疲れてしまいましたが、そんな中、「夜」という作品が心に残りました。白いドレスを着た女性が夜の森の髑髏の前に凛と立ち、後ろ手に鋭いナイフを携えている絵です。戦後なおも旧態依然とする画壇に対する太郎の宣戦布告との解説です。

奥に行くにしたがい、作品はどんどん過激になり(途中にはタモリさんの番組に出演したVTRなどもありました)最後の方の刺激的な色のぶつけ合いに大きな目玉が多用されている作品群のあたりでは見ているのが辛くなってくるほどでした。何かに似てる。そうだ。「ねぶた」だ!あのものすごいエネルギーの爆発と似ているんだ…

人が多いのもありましたが、出るころにはへとへとになってしまい、おまけのようについていた常設展のアンリ・ルソーや桜屏風絵などの展示を静かにながめ、ようやくひといきつきました。岡本太郎さんは、もちろん太陽の塔などの大きな作品が前面に出ますが、新雪ばかりを好んで滑るスキーヤーとしての写真集もみたことがあります。好奇心の強い駄々っ子みたいな人だったんでしょうね。

前庭には太郎作品のガチャポンがあり、長蛇の列でした。ちょっと興味ありましたが並ぶまででもないなあと思い、帰途に着きました。

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