原作 内舘牧子
出演 中井貴一 キムラ緑子
あらすじ
快調に突っ走った田代壮介の人生は、50歳に差し掛かったところで急ブレーキ。いきなり窓際にとばされ、そのまま定年退職。
毎日が大型連休、何もやることがない。退屈で死にそうだ。妻と娘は「恋でもしたら?」とけしかける。
惑い、あがき続ける壮介だったが、ある人物との出会いによって彼の運命の歯車が回りだす―—
テレビでは舘ひろしさんが演じたこの作品。面白かったので原作も読んでみました。地方の進学校から東大法学部を卒業し、メガバンクに入行した超エリートという設定は普通とはいえませんが、定年したおじさんたちの「あるある」がいっぱい
定年後のお約束、スポーツジムで次のステップを見つけるわけですが、そううまい話ばかりなはずはなく、落とし穴に落っこちます。肝心なのはそうなったあとどうするか。。。ですよね
中井貴一さんはエリート街道まっしぐらで、転落してもなお誠実にことを収める主人公にぴったり。キムラ緑子さんは妻のほかにも娘さんや愛人(?)など、何役もこなします。お二人とも滑舌良く表情も豊かで、台本を持っているのを忘れるほどでした。
最後はやっぱり夫婦の愛が全てを包むってことですかね