地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

2010-09-09 00:00:00 | スペイン語(ペルー)
Agua(アグア)

暑い夏、思い出すのはインカ帝国の水道網。
紙一枚入り込まない、きれいに積み上げられた石組みで有名なインカ帝国。
縦横無尽に走る水道は、長い年月を感じさせず、今も昔と変わらない。
遺跡で見られる水道は現役で、今も人々のどを潤している。
マチュピチュの遺跡では、働いている人たちがおいしそうに飲んでいた。「ご先祖様からずっと飲んでいるよ。うまいから飲んでみな」と言われて飲んでみると、アンデス山脈から流れてくる水のおいしいこと。
水の味も、昔から変わらないことだろう。
遺跡の水を飲むことは、私のような胃丈夫ならばともかく、おすすめしない。(日本とは成分が違うため)
ただ、ペルーでは水分補給は非常に大事である。クスコやリマなど、高度の高いところでは、高山病になりやすい。高山病予防には水分補給が必須である。
ちびちび、年中飲んでいるのが効果的なので、水よりはペルー名産のコカ茶を水筒に詰めて、持ち歩くのがいいだろう。
クスコで、私自身はちょっと胸が苦しくて、いつでも眠い感じがしていて、一緒に行ったマダムと「なんだか初恋気分!」などといって、ベットでごろごろしていたが、軽い高山病である。
マチュピチュまで来ると俄然元気になり、子どもみたいに走り回った。
 
遺跡の中の水道は、水が段々に落ちていくのを見るのも楽しく美しい。マイナスイオンを発生させるし、水の音は心を和ませる力も持っている。
はるか昔から、人々ともにあり続ける水の流れが、永遠でありますようにと願わずにはいられない。



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