昨日と今日は、ピッコロ演劇学校では、平田オリザさんを講師に迎え、『演劇を学ぶとは・・・』と題して講義をして頂きました。

簡単なゲームから始まり、グループに分かれて短いセリフのやり取りをしてゆく。
オリザさんは、その都度、何のための訓練なのか、俳優の仕事、演出家の仕事について
理論的に、具体的に、丁寧に、かつユーモアを交えつつ説明されます。

オリザさんの舞台は“静かな演劇”と呼ばれることがありますが、数か月前に観た『火宅か修羅か』は、大げさな演技や説明的な演技は全くなく、しかし、心の中がザワザワして息苦しくなるような舞台でした。
登場人物の心のゆらぎが自分の体に伝わってきて、終演後はバスにも乗らず、ただひたすら歩いて帰ったのでした。

学校生にもオリザさんの舞台を観て、今日の講義をさらに深めて欲しいと思いました。
広報☆古川