ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

<特別授業>「演劇的なことばについて」岩松了先生

2014年07月17日 | 演劇学校・舞台技術学校

7月12日、13日とピッコロ演劇学校では、ピッコロ劇団代表であり、劇作家・演出家・俳優の岩松了先生による「演劇的なことばについて」の授業が行われました。

以前はロシアの作家チェーホフが書いた戯曲『かもめ』を教材に授業が行われていたのですが、今年度は先生自身が書かれた戯曲『水の戯れ』を教材にして授業を行いました。

1日目は戯曲の内容を解説した後に読み合わせをし、2日目は、机や椅子を使って実際に動いていきました。

大人の恋愛や腹の探り合いもある内容なので、10・20代の学生は想像を膨らませながら、30代以上の学生はおそらく自分たちの経験も交えながら演じているように見えました。

「役の根底に流れる感情を読み取って」という先生の言葉や演出を得て、学生たちも自分で考えながら演じることにトライしていました。

まだ戯曲を読むことに慣れていない学生にも戯曲により興味を持つきっかけになったようです。

夏の暑さに負けないくらい熱い授業となりました。


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