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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

シェーブル

2008年03月22日 | 食べ物


先日初めて行った地元のスーパー(バッグを紛失した
日である、今思ったが、普段の行動経路から外れた時
に不幸は訪れる、ということで<好事魔多し>を実践
した日であったと言えそうだ)で、何気なしに商品観
察をしていた。

そして、ふとチーズコーナーに目をやった。
一般的に、田舎のスーパーのチーズ売り場など知れた
もので、大体品揃えは決まってくる。
日本製の「カマンベール」、同じくフランス製の「カマ
ンベール」、デンマーク製の「ブルーチーズ」、イタ
リア製の「ゴルゴンゾーラ」「パルミジャーノ」まれ
に「マスカルポーネ」、そして日本製の「モッツァレラ」
あとは「ゴーダ」「エメンタール」などのハードタイプ
が少々。
極極稀に山羊チーズ(シェーブル)があったりするが、
その「シェーブル」は、殆ど全てがフレッシュタイプ
のものである。
今回も、どうせ同じようなものだと思い、視線をスラ
イドすると、何だか「シェーブル」のような包みが目
に入った。
どうせフレッシュタイプだろ、と思ったが一応確認す
る。
ぱっと見、「サントモ-ル」のようなのだが、表示に
その文字が無い。
山羊の絵があり「La zick de Frannce」と表示し
てある。
全く聞いたこと無いが、少なくともフレッシュタイプ
では無さそうだ。
工場生産のものだろうが、フレッシュタイプではない
ものがあったということだけで丸なのである。
しかも、うれしいことに30パーセント引きとある。
多分、賞味期限切れに近いからの措置だと思うが、
シェーブルが美味しくなるのは、むしろその頃からな
ので、こちらとしては願ったり叶ったりのことなのだ。
これは、田舎のおもちゃ屋に行ったら、昔のブリキの
オモチャを当時の値段で売っていた、に匹敵する僥倖
というものだろう。
要するに、買う人がいないということなのだが(それ
はそのまま、このての商品がいずれ置かれなくなる事
を意味している)、そこにたまたま好き者が現れたと
いうことだ。
幸せな遭遇(全体では、バッグがなくなったのでプラ
スマイナス大きくマイナスな日であったが)。

家に帰って早速試食してみた。
やはり味は、白黴の「サントモール」である。
しかも、熟成具合もよく、旨味と臭いが(ここが嫌わ
れるのだが)凝縮して、「シェーブル」の良さを充分
味わえるものだった。
やはりチーズは、「シェーブル」の熟成タイプである。



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