久しぶりに、映画少年Yが何かパンフレットを抱えてやっ
て来た(昨日のmの状況と殆ど同じだ、まるでロブ=グリ
エの映画ではないか、反復)。
何のパンフレットかというと、「ペドロ.コスタ」の
映画特集のものだった。
さすが映画少年、東京でやったそれを見てきたらしい。
伊達にその名称を名乗ってるわけではないな(と言っ
ても勝手にこちらで名づけたのだが)。
着々と、その名に恥じない活動をしているようだ。
それで、「ペドロ.コスタ」ってどうですか?と聞い
てくるわけだが、こちらとしては名前だけ知っている
という程度で、今回Yから聞いて、初めてポルトガルの
監督と知ったくらいなのだから、推して知るべしだ。
むしろ、こちらが聞きたい。
で、聞いたところよると、どうやら押さえておくべき監
督であることは間違い無さそうだ。
「ペドロ.コスタ」、要注目である。
そして、例によってサッカー少年Yに変身。
「どうよ、岡ちゃん」(私)
「駄目でしょ、バーレーン戦は見てないですけど」(Y)
「理念は良いんだけどね」(私)
「そうですね」(Y)
「良いんだけど、具体的な方法論が無いような、見えな
いような」(私)
「ショートパスをつないで、全員で走り回るサッカー
を考えてるんじゃないですか」(Y)
「その割には、走らないし、FWにイブラヒモビッチでも
いればショートパスつないでゴールをこじ開けるなん
てことも可能だとは思うけど、そんなFWいないんだか
ら日本には」(私)
「フッキを日本に帰化させますか」(Y)
「結局、帰化頼みか、でもそうでもしないと、なかなか
本物でてこないからな、高原もアジアカップの時の状態
だったらよかったけど、今はね」(私)
「怪我すると一気に劣化のパターンですかね、それよ
り帰化作戦で良いのを思いつきました」(Y)
「どういうの?」(私)
「今、日本には日系ブラジル人いっぱいいるじゃない
ですか」(Y)
「いるね」(私)
「彼らの子供たちは、年齢的にもいい歳になってるし、
すでに日本で生まれてるのが多いから、国籍的に帰化
問題は関係ないでしょ、まずその彼らだけでチームを
作る」(Y)
「ジュニアーチームね」(私)
「ブラジルの血があるから、物凄く上手いんですよ彼
らは」(Y)
「生まれながらにして、日本人とはちょっと違うと」(私)
「そうですよ、本当に上手いんですから、そんな彼ら
を集め集中的に育成するわけですよ、例えばJ2に
彼らだけのチームを作るとかね」(Y)
「良い育成システムだ、でもそうなると、代表は彼らだ
けって状況も考えられるね」(私)
「純血主義が頭を擡げるですか、大丈夫、強ければ皆
で応援するようになるから」(Y)
「それは言えるね、弱い日本人だけのチームより、そ
うじゃない強いチームの方が望まれるね、それに純血
主義などという幻想も問い直すいい機会になるかもし
れないし」(私)
「良い事ずくめじゃないですか」(Y)
「問題は、実現性が無いというこの一点だけだね」(私)