一月の雨。
これも温暖化ということなのだろうが、最近ではそれ
ほど違和感がなくなってきた。
以前だと、この時期の雨は、異様に暖かいという感覚
を伴ったが、すでに日常的なものになりつつある。
暖かい方がむしろ嬉しかったりするのは、単に年のせ
いで、寒さに弱くなったからに過ぎないが、単純に喜
んでもいられない気象の変化である。
ただ、腰痛にとっては、寒さは大敵だと思うから暖か
い方が喜ばしい。
その腰痛であるが徐々に軽減されている、と思う。
困るのは、ある体勢から次の体勢にスムーズに移行で
きないことだ。
支点としての腰が決まらないのは、なかなか不都合だ。
世の中、腰痛に悩まされている人は多いと思うが、直
立歩行の宿命と思って諦めるしかないない、というこ
となのか。
それでこの腰痛、いつから始まったのかを考えてみた。
思い当たるのはテニスだ。
テニスをやり始めたころであることは、多分間違いな
い。
それまでは、腰痛によって上手く歩けないなどという
ことはなかったのだから。
テニスを始め、腰を酷使したのが一番の原因であるこ
とに最早疑いの余地は無い。
そう言えば当時、定期的に何度も腰痛が襲ってきたも
のだ。
暫く休むと直り、また暫くすると襲ってくるの繰り返
しだった。
完全に止めてからは、もう重い腰痛が襲ってくること
は無かった。
しかし、この手のものは、なかなか完治はしないという
ものなのだろう。
いうなれば、何年殺しの爆弾みたいなものだ。
忘れた頃に爆発。
「更級」の主人は、子供のころに高いところから飛び
降りたことが原因による神経痛に、最近悩まされてい
るという。
これなど、60年殺しの世界だ。
となると個人的に更に心配になるのは、膝だ。
どちらも、バイクの事故でそれぞれ一回やられている。
右足は、車相手の事故で、左足はオフロードバイクで
の単独事故だ。
どちらも、痛いことは痛かった。
充分痛かったから、あれだけで済ませてほしいもので
ある。
しかし、目覚めてほしくはないが、時限爆弾のスイッチ
はすでにその時に押されている、と思ったほうが良い
だろう。
というか、覚悟だけは決めておけということなのだろ
う。