ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ヒヨコ豆

2008年01月15日 | 食べ物


この間、スーパーに行くと、「ヒヨコ豆」が売ってい
た。
この辺りのスーパーで売っているのは珍しい。
早速購入。
当然、今度カレーに使用というわけだ。
今のところ豆カレーとしては、インゲン豆とレンズ豆
を使ったが、どちらも美味しく出来上がった。
残るはヒヨコ豆(と自分の中ではなっていたのだ)。
個人的なイメージでは、本場の豆カレーイコールヒヨ
コ豆だ。
ダルカレーというのが、豆カレーの総称なのかある特
定の豆を指すのか知らないが、とりあえずダルカレー
はヒヨコ豆を使うと個人的には思っていた。

それにしても昔は(と言ってもほんの二三年前)、ま
さかカレーをこんなに食べるとは思ってもみなかった。
基本的に、一般的日本のカレー(カレールーの)はそ
れほど好きではなかったのでカレーそのものを食べる
機会もあまりなく、まして店で食べることは、年に一
度も無かった。
そんな中、たまに本場のカレー屋(現地の人がやって
いる)で、現地スタイルのカレーを食べるようになり、
好みとしては現地風のものだなと新たな認識を得、食
べるなら、「ナンと一緒に本場カレー」という図式が
出来上がった。
図式が出来上がったが、自分で作ろうという気はずっ
となかった。
そんな状態が七八年つづく。
その間には、通販で、本場のカレーといううたい文句の、
専門店のレトルトなどを購入したりしたが、どれもこ
れという味ではなかった。
そして次に、大手メーカーの本場味のレトルトを試す
ことになる。
それなりに美味いのだが、どうも余計な味付けが多く、
個人的には特に、旨味調味料の添加が気に入らなかっ
た。

カレー黎明期が、本場のカレー屋で食べ始めた頃で、
中期が様々なレトルトを試した頃、そして仕上げの後
期となるわけだ。
レトルトも徐々に飽き、暫く空白。
その間に、何か他のものと一緒に通販で今使っている
「カレー香辛料のセット」を購入した。
購入したのだが、それは暫く放置されていた。
その期間一年以上。
ついでに買ったはいいが、今ひとつ美味そうに感じな
かったのだ。
では、何故買ったのか。
ネパールのフェアトレード商品であることがその理由
だったのかもしれない。
つまり、始めから味を期待していたわけではないのだ。

それがある時、ちょっと試してみようかという気にな
り使ってみたわけだ。
出来上がりは、はっきり言って美味そうには見えなかっ
た。
とろみは当然無いから、ちょっとしゃぶしゃぶで、そ
れよりなにより味があるのかという一番基本的なとこ
ろが心配だった。
何せ、旨味調味料に代わるものは一切使ってなく、野
菜のみであったから。
で、食べてみたら、あらあら不思議、これが本格的な
味で美味かった、となるわけだ。
ここからカレー後期、いうなれば充実期が始まった。
以来、このカレー香辛料セットは、静かに私中心に広
まり、徐々に愛好者が増えている、ということになる
のである。
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