マイリビングダイアりぃ

趣味?興味?大好きな人(もの)達について、毎日は無理ですが、更新していきたいと思っています。見に来てくださいね。

ご存知でしたか?(南禅寺 別荘群)

2010-05-31 | カルチャー 見聞

今日は曇り空が続き、いつパラパラ来るかというような一日でした。


さて今回は、pekoが好きな番組「ワンダー×ワンダー」から先週土曜日に放送された「京都 別荘群」をご紹介します。


TV画面を撮ってますので見辛いかと思いますが、見られた方もご存じでない方もご一緒に・・


 「南禅寺の別荘群」の絵地図ですが、ごく一部のようです。南禅寺の別荘群は非公開で、今回見れたのはラッキーでした~


では、今回紹介された別荘、まずは、京都の呉服商「市田弥一郎氏」が二代目の所有者となった「對龍(たいりゅう)山荘」から・・・


  


       


京都工芸繊維大学名誉教授が「庭屋一如(ていおくいちにょ)」という庭園と建物がまさに一体となっていると解説されていまして、左右11メートルもあるノキ屋根には柱が一本もなく、右の写真のような梁で支えられて匠の技が見られます。


       


遠くからの景色を集めるという意味の「聚遠(じゅおん)亭」です。左の写真の縁の「琵琶湖の葦で一本一本丁寧に編まれたノキ屋根裏」にお庭のせせらぎが映っています。此方の「縁」の高さは24センチほどで、せせらぎが流れこんで来るかのようにと、設計されています。


       


此方は野村財閥創始者「野村徳一氏」が別邸として作った「碧雲(へきうん)荘」ですが、広さは15邸中最大規模の7千坪だそうです


       


右の写真には南禅寺の屋根がみえています。此方の庭師さん達は365日休まず10人くらいで毎日お仕事されてるそうです。


      


奥に見える「永観堂多宝塔」の漆喰が見える位置を基準にお客様がお庭に立たれた時に、余計な建物が見えないよう借景となるように木々を剪定されているようです。右の写真の書院は前の間を含め52畳あって、皇族の方達の宿泊にも使われていたようです。


      


此方はサロンのようですね。右は東山が窓から見える和洋折衷の「書斎」だそうです。


       


広い池には屋形船もあるようで、優雅にお花見もされていたんでしょうね。


      


此方は飛鳥時代に使われていたという酒造石、飛鳥の農地の隅にあったものだそうです。


                  


此方は、南禅寺界隈の別荘地開発を手掛けた近江出身の実業家「塚本与三次氏」が居を構えた「清流亭」です。右は「手水鉢」なんですが、兵庫県の山奥の滝坪をそのまま切りだして、当時開通した「山陰線」で運ばれたそうですよ。


 有名な老舗料亭「瓢亭」ですが、「清流亭」と「水」で繋がっています。「清流亭」のお花見のお弁当は此方の「御用達」です。


      


      


此方は「旧稲畑勝太郎邸」、当時は「和楽庵」と言われ明治から昭和にかけて内外の要人が訪れる京都の社交場として活用されたようです。二代目当主が「何かあるようで何もない、何もないようで何か有る」という「禅」の言葉から命名されたようです。庭園内には右の写真(ちょっとわかりにくいですが)のように傾斜地を利用して「瑞龍 龍吟」と呼ばれる滝が3か所設けられていて、琵琶湖疏水を現代も直接引き入れられているそうです。


此方の「何有荘」も「水」で「對龍山荘」と繋がっているようです。「お手紙」流したら届きますね~


       


此方は前出の「塚本氏」の邸宅、「福地庵」と称され、その後三菱財閥の総師「岩崎小弥太氏」の別邸となり「巨陶庵」となづけられた後、敷地は分割改修され、「流響院(りゅうきょういん)」となったようです。一時、米軍の接収時は三家族の宿舎にされ、茶室などはバスルーム、トイレ等にされていたとか・・


昭和28年に地元の織物業者が改修して元に戻し、織物(シルク)などのショウルームとされていたようです。その時期が「織寶苑(しょくほうえん)」と名づけられていたのだと思います。


3年前に宗教団体が歳月をかけて修復された今春、本来の姿を取り戻し、三日間一般公開されていたようです。


ご紹介した別荘のほとんどのお庭は近代日本庭園の先駆者「小川 治兵衛氏」の作庭のようです。


観光客で賑わう京都東山、南禅寺界隈に、こんな素敵な別荘群があったなんて全く知らなかったので、視聴後少し調べたりして大好きな京都のことをできてよかったです~~


 


 


 

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4 コメント

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Unknown (mizocyan)
2010-06-01 19:27:50
 ( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
 早6月に成りましたね~いよいよ梅雨の時期で少しの間、煩わしいですニャァ~

 京都には著名人の方が住んで居たんですね~
又、歴史上でも訪れた有名人が居ますよね
 
 どの豪邸と言うか別荘の作りは歴史を感じさせ、独特の創作技法を使って居るのは
矢張り古都京都の雰囲気を壊さない作りで
見事ですね~
 其の文、今でも昔の儘保たれているのには
並大抵の事じゃぁ~無いでしょうね
勿論、専門のプロが携わっているんでしょうが
 
 でも保存だけでも凄く費用が掛かるでしょうニャァ=貧乏人の考え

 綺麗なフォトで気持ちも清々しく成りました
 ♪♪♪ d(⌒O⌒)b♪♪♪サンキュ
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こんばんは! (ANJELA)
2010-06-01 21:03:26
随分ご無沙汰しております~~~♪
この番組見てましたよ@@と言うか録画してたから、何度も見ました。。。

この界隈は良く通るのですが、中がどうなってるのか分からなかったので、見る事が出来てラッキーでした☆

いつもロム専で、ごめんね^^/
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mizocyanさん (peko)
2010-06-01 23:17:32
こんばんわ~~
ほんとに早いものでもう6月に入ってしまいました~

明治時代から昭和にかけて、時の資産家の別荘や邸宅が次々建てられていたようですね。優雅な社交場になっていたようです。
庭師さん達が365日働いておられるのにはでしたよ~
この番組で目の保養させていただきました~
返信する
ANJELAさん (peko)
2010-06-01 23:27:03
こんばんわ~~
コメント有難うございます
此方こそ何時も読み逃げばかりで申し訳ありません。

私もHDDに撮って編集してますヨン
よく行かれるんですね。
そういえば「瓢亭」の周りは木々に囲まれひっそりと門や生垣が見えるところがたくさんありましたね。
あれがこの別荘群だったということですね。
ほんとに今回の番組に気がついてよかったな~~って思いました~~
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