小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

3月定例会:予算特別委員会

2006年03月08日 | 議会活動報告
今日から延べ3日間にわたり予算特別委員会です。平成18年度一般会計の予算審議を行いました。

【審議の概要】

■臨時財政対策債について

Q(小幡):今年度予算で臨時財政対策債として1億5千万円の借金をするが、この借金は国が交付する地方交付税交付金の財源不足のため、とりあえず地方で借金をさせて、後で返済金を交付税に充当するというものである。ところが、高浜町は交付税不交付団体であり、どのような扱いになるのか。
A(役場):確かに返済金は、交付税を算定する基礎となる基準財政需要額に算入されるが、不交付団体であれば地方交付税の交付がないので充当されない。
しかし、将来的に交付団体となった場合は交付金に充当されることになる。

Q(小幡):交付団体になる時期はいつ頃と予測しているのか。
A(役場):H18年度は不交付団体であるが、将来の算定基準の予見が難しいので確たることは分らない。

Q(小幡):返済スケジュールは。
A(役場):現時点では政府債(財投資金など)か縁故債(市中銀行など)か決まっていないので確定的なことはいえないが、3年据置の20年返済と見込んでいる。

■事業評価システムについて

Q(小幡):町長公約の事業評価システムについて、H18年度中にシステムを構築するのではないのか。予算にそれらしい項目が見当たらないが。
A(役場):研修費などで21万4千円を盛り込んでいる。

Q(小幡):システムの構築は外部委託しないで役場職員が実施するということか。
A(役場):その通り。

■障害者自立支援法関連

Q(小幡):自立支援法関連では、障害者福祉計画の策定が予算化されているが、他にも数多くの実施しなければならないことがあるがどうなっているのか。
A(役場):政省令などの制定が遅れており、支援費など全ての予算は旧制度のもとでの編成となっている。他の自治体も同様である。確実に分っている障害者福祉計画分のみを予算化した。

Q(小幡):今後、補正予算で組み替えするのか。
A(役場):その通り。

Q(小幡):認定審査会設置などの作業進捗は。
A(役場):若狭健康福祉センターや周辺自治体と足並みを揃えて、現在、鋭意協議中である。

■シルバー人材センター関連

Q(小幡):施政方針で設立方針を示されたシルバー人材センターについて、予算化されていないのはなぜか。
A(役場):補正予算で対応する。

■学童保育関連

Q(小幡):現在、旧ヤマキで実施している学童保育について、老朽化した施設でもあり、何らかの対策が必要ではないか。
A(役場):瑞祥園への変更を検討している。

Q(小幡):瑞祥園は指定管理者により「老人クラブ連合会」が管理運営することになるが。
A(役場):学童保育は瑞祥園の一部を間借りする形で実施することになる。

■保育所関連

Q(小幡):保育所の賄い材料費が減額されているがどういうことか。
A(役場):入所予想数に単価を乗じて算定した結果であり、単価などの減額はしていない。

Q(小幡):保護者会から給食充実の要望書が出されていたが、どう対応されたのか。
A(役場):ご飯食を週1回から2回に増加。(今後3回に増やす予定)副食を一品増加。手作りおやつとおやつのメニューを献立表にも記載するなど要望に沿った対応をしている。

Q(小幡):給食の充実は評価するが、反面、賄い室の設備や体制などは業務増加に対応出来ているか。
A(役場):問題ないと認識しているが、近日中に賄い部門との意見交換を行い問題があれば対応する。

■児童センター関連

Q(小幡):児童センターの備品購入費が予算化されていない。昨年も問題提起したが、建物は改修しても中の遊具や絵本などが老朽化していては意味がない。
もう何十年前のものか分らないような物もある。これらの更新を考えてもらいたい。
A(役場):実状を確認し対応を検討したい。

■環境関連

Q(小幡):地球温暖化対策計画の策定業務委託費が予算化された理由は。
A(役場):県内の自治体の多くが策定しており、今年度策定することとした。

Q(小幡):私が以前、一般質問した「環境基本計画」の策定との関連は。
A(役場):環境基本計画は、今回の計画より上位の計画となる。

Q(小幡):環境基本計画は県も県内全自治体での策定を推進しており、早急に策定すべきではないか。
A(役場):現時点では策定の予定はない。

Q(小幡):ゴミ焼却場のダイオキシン測定結果はどうか。
A(役場):全ての数値で基準値を下回っている。

Q(小幡):測定値は公表すべきではないか。
A(役場):県に報告しており、県のHPで閲覧できるはずである。