朝起きてチェックアウトし、次のホテルに寄った。
値段からすれば仕方がないことだが最初のホテルは少々難ありで広くて新しそうなところにもう一泊する。
和歌山に前回来たときは、奈良方面から九度山に行き、真田庵をみて紀ノ川を下り、粉河寺。
和歌山市に一泊して城をメインに日前宮、紀三井寺に行った。
今日はまさにその3つを再び詣でる。
一ノ宮巡りと西国三十三所はその後始めたのである。
まず最初に紀三井寺に行く。
和歌山駅からJRで二つ先の紀三井寺駅、少し歩く。
今日も昨日と同じ猛暑である。
前回来た時は秋の頃で、境内からの眺めと共に山腹を平らにするために積まれた緑色片岩の石垣が印象的で夕暮れのこともあり、夕焼けが美しかったことを思い出す。
拝観受付のところから坂を登っていくと本堂、境内の多宝塔、鐘楼などの朱が鮮やかである。
前回、来た時は寺宝の資料館に入った覚えがあるのだがどうやら今日はやっていないらしい。
紀三井寺には現代の名匠、松本明慶さんの大作、千手観世音菩薩像がある。
新仏殿の前に鐘が設置してあり撞いてみた。
高さ約11mの巨大な立像で内部のテラスから各部分をしげしげと眺められ、楽しい。
これは寄木造りでつまりは木造であるが日本最大という。
これほどの大作をいまだ作り得る日本の仏師の技量と情熱には敬意しかない。
納経をすませ、キティちゃんが千手観音に化けているお守りを買った。
ここの石垣はいつみても素晴らしい。
御詠歌
「ふるさとを はるばるここに 紀三井寺 花の都も 近くなるらん」
本堂
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