日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

08年私の10大ニュース③ ~ 6~4位

2008-12-30 | その他あれこれ
●6位~THE WHO初の単独来日公演!●

今年も多くのアーティストが来日を果たし、個人的フランチャイズの六本木ビルボード・ライブを中心として、たくさんのステージに接することができました。ベテランたちの年季の入った素晴らしい演奏の数々中で、今年私が見た№1ライブ・パフォーマンスは…、やはり11月の「THE WHO at 日本武道館」でした。

64歳ロジャー・ダルトレー、63歳ピート・タウンゼントの「これぞロック!」という凄すぎるパフォーマンスに、私を含め大勢つめかけた同年代の50オヤジたちを2時間立ちっぱで興奮、絶叫させるものすごいライブでした。武道館と言うやはり“伝説のバンド”には似合いすぎるハコも最高でした。さいたまアリーナでなく、武道館まで足を運んで本当に良かったです。4年前の横浜「ロック・オデッセイ」出演での初来日時を数段上回るインパクトで、我々70年代ロック・フリークを満足させてくれました。まだまだ終わることなく、我々世代の力の元として活躍を続けて欲しいですね。60代のうちにぜひとも再来日を期待します。次はロックオペラの「トミー」ライブか「四重人格」ライブ?


●5位~北京オリンピック開催●

チベット問題や、食の安全問題、著作権問題等々、数々の対処すべき課題を眼前にしながら、中国真の近代化へ向けた試金石たる北京オリンピックが8月に開催されました。始まってしまえば、当初の課題の数々はどこへやら、やはりマスメディアの報道は日本人選手の活躍ぶり一色。数多くのドラマが生まれ、テレビ観戦の我々もいろいろと教えられることの多いオリンピックでもありました。

「執着心」「自信」そして「努力」があれば、必ず勝利へ導かれると元気づけてくれたのは、水泳の北島康介選手でした。一時期の大スランプを乗り越えての2大会連続2種目制覇は大変な偉業です。一番の感動的シーンは多くの方々と同じ、女子ソフトボールの優勝の瞬間でした。マスメディアでは上野投手ばかりがクローズ・アップされていますが、基本的にはチームワークの勝利であると思います。やはり全員が宿敵アメリカに「絶対勝つ!」という「執着心」「自信」「努力」を持って試合に臨んだ点は、北島選手と共通する勝利への最大のポイントであったように思います。いずれにしましても、決勝のアメリカ戦は素晴らしく感動的なゲームでした。

逆に忘れられない「反面教師」は野球の星野ジャパンでした。特に監督星野仙一氏に関して言うなら、オリンピック後も含めてあんなに“男を下げた”行動を取り続けるの人も珍しいと言う感じでした。リーダーの目立ちすぎ、一人相撲、見苦しい言い訳、名誉への執着心…、どれも経営者がやってはいけない行動を見事に“悪い例”として演じてくれたのでした。それはそれで、勉強材料ではありましたが…。


●4位~訃報あれこれ●

毎年、亡くなる方がいるのは世の常であり、いたしかたないモノではあります。今年はいく人か、特に忘れ得ぬ方々とのお別れがありました。まず、漫画家の赤塚不二夫さん。私が子供のころから本当に大好きで、赤塚作品なくして今の私の人格形成はあり得なかったとさえ思えるほど、影響を受けました。晩年は、病に倒れこん睡状態のまま数年間を送り、その間に倒れる前は元気であった妻に先立たれそれすら知らずに眠り続けていたことに、何とも物悲しさを感じたりもしました。元気ならマンガ好きの太郎総理のふがいなさを叱咤してくれたのではないか、とも思え残念でなりません。

ニュース・キャスターの筑紫哲也氏も、とても残念な訃報でした。活字の出身で報道機関としての役割や責任の認識が甘い電波業界に喝を入れ、電波報道のひとつのあり方を確実に築いてきた方でした。迷走を続ける“落日”の朝日新聞グループを、元“朝日の良心”筑紫氏はどう見ていたのでしょうか。政治と官僚の問題に関しても、もっともっとブラウン管を通じてモノを言って欲しい人物でありました。

そしてもうひとり、私の父が今年1月に亡くなりました。父の死後いろいろ思うことも多く、私自身の仕事においても今まではなかった部分として、父であったらどう考えたであろうか、という新たな判断基準を与えてもらいました。大きな遺産であるかなと、つくづく思っています。今は横浜みなとみらいを見下ろす高台に眠っています。

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