日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

節分に“アホウ巻”?福はウチ、谷はソト!

2009-02-03 | その他あれこれ
今日2月3日は節分。節分に豆まきは小さい頃から当たり前の行事でしたが、「節分に恵方巻」っていつの間に定着したのでしょう?もともと関西の風習なのでしょうか?私が知ったのはここ数年。関東の震源地はセブンイレブンのような気がしているのですが…。バレンタイン・デーをいつのまにか、クリスマス並み国民的行事に仕立て上げたのは、お菓子メーカーの策略でしたが、恵方巻きを東日本にも定着させたのは、セブン等のコンビニ商法とここぞと便乗した“中食”産業に他ならないと見ています。

「バレンタイン・デーにチョコで愛の告白を」なら、まだ夢があって可愛げのある売り方だと思いますが、「恵方に向かって一気にかぶりつくと福を呼ぶ」って感心しませんね。食べ物に日本人好みの縁起を組み合わせるとは、神仏に無礼であると言いますか、あまりにも商魂たくましすぎて…。しかも一気食い?私はハッキリ言って嫌悪感しか感じません。そんなわけで全く食べる気なし。恐らく一生食べることはないでしょう。

話し変わって公務員制度改革。件の人事院谷総裁、30日の首相主催の改革推進本部の会合をボイコットし、これに怒った甘利行革担当大臣のコメントに対して、昨日カメラ・オミットというどこまでも偉そうな会見を開いて、「ボイコットなどしてない」と言い放ったと聞きます。見ているだけでムカムカくることこの上なし。人事院総裁は各党同意で人事官になり、さらに互選で総裁に選ばれている関係上、クビを切るには国会の訴追と弾劾裁判が必要になるという最高裁裁判官並みに厄介な手続きなのです。それを盾にやりたい放題の傍若無人ぶり。官僚の厚顔無恥ここに極まれり、です。

そんな中で、人事院の同意が得られないまま工程表が推進本部で決定の運びとなりました。しかしながら忘れてならないのは、「決定」とは言えあくまで推進本部での決定に過ぎず、この後法案提出して国会での決議を得なければ何の効力ももたない点です。この事実に関しても、実に腹立たしい官僚の発言が日経新聞に出ていました。「法案は与野党対立と衆議院解散でどうせ廃案」という冷ややかなものです。何とも憎たらしい…。自分たちのご都合で調子よく法律を解釈し既得権にしがみつこうという谷総裁以下高級官僚の堂々たる役人根性は、不景気脱出に向け財政再建も視野に本気の公務員改革を求めている国民をバカにしているの一言です。

マスメディアは、今の世論の盛り上がりを国会解散が例え法案通過前にあったとしても、解散後総選挙後もなお決して国民に忘れさせてはいけません。そして与野党は共に、公務員改革に関する具体的施策を、総選挙の際には必ずマニフェストに盛り込むべきであります。さらに、麻生政権のあとを、与党であれ野党であれ引き継いだ政権は、この許されべからざる厚顔無恥な官僚の振る舞いを絶対に忘れず、本日決定の行程表内容は一歩たりとも譲ることなく、改革を推し進めなくていけないと思います。

はじめの話に戻れば、今日節分の日に谷総裁はじめ厚顔無恥官僚はまとめて“アホウ巻き”にでもして、今年の恵方の真逆方向「西南西」にでもひと息に捨て去ってやりたい気分です。官僚“アホウ巻き”は恵方巻以上の嫌悪感!当然、私は食べません。“福はウチ、谷はソト!”

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