日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

<ニュース雑感>11/8号「笹川&麻生、織田裕二VS山本高広」

2008-12-08 | ニュース雑感

●「少子化相になれたのは、子供産んだから」笹川総務会長が小渕氏起用に失言●

自民党の笹川尭総務会長が6日、松江市内であったパーティーであいさつし、小渕優子少子化担当相=について「なぜ(担当相に)なれたかというと、子供を産んだから」と発言し、またもや「差別発言」「失言」だと物議をかもしております。これにからんで一言。以前にも似たようなお話をしていますが、今一度です。

笹川氏と言えば、先般も米国の金融危機対策の公的資金導入の決議に関し、米国下院が一度否決をした際に「女性が議長だからああなった」という趣旨の“女性蔑視発言”をして批判を浴びたばかりです。医師や病人への偏見発言で“失言”の宝庫である首相の太郎ちゃんともども、個人的には“貴族的家柄”に起因する「思い上がり」あるいは「上流階級の非常識」のなせる業に相違ないと思っております。

笹川クン、太郎ちゃんのこのような連発する失言の癖を見るに、彼らには“失言王子”と名付けさせてもらいたい感じですね。「上流階級」「王子」と申し上げたのは、笹川氏、太郎ちゃんに共通する尋常ならざるその家柄故であります。笹川氏と太郎ちゃんの度重なる差別発言や偏見発言は、まさに「上流階級の非常識」を表すモノ以外の何ものでもありません。昭和の時代には一般庶民世界でもまかり通っていた「差別」や「偏見」も、今ではすでに「非常識」になっていることを“王子”方はご存じないのです。

「失言」は本人が思っているから思わず「本音」が出てしまう訳で、その「謝罪」は、「口をついて出てしまったこと」を詫びてはいても「発言そのもの」の反省はしてないのです。庶民の常識を知らずに育った“貴族院的”2世、3世議員たちには、庶民を不況の淵から救ってくれる景気対策は期待できないでそうにないと多くの国民は思うのではないでしょうか。麻生内閣の支持率急降下の原因は、庶民感覚とはかけ離れた「差別」「偏見」を放言する「常識感覚」にこそあると思うのです。2世、3世議員の世襲政治への終止符宣言でもすれば、急降下の支持率回復は確実だと思うのですが…。


●山本高広にモノマネ禁止令が“キターッ!”。織田の事務所が各局に文書通知●

先月末から、タレント織田裕二の事務所が民放にモノマネ芸人山本高広の「キターッ!」などのモノマネに「禁止令」を出した、などと相次いで報じられた一方で山本クンも「モノマネ封鎖できませんっ!!」と応戦し話題になっています。その後出た雑誌「フラッシュ」にはさらに詳しい通知文書の内容が掲載されました。それによれば…

「今後貴局放送において、山本氏をはじめ織田の物真似をパフォーマンス内容とするタレントを使用した番組企画をする場合には(中略)当社の承諾を得ていただきますように、強く要望する次第です」
「山本氏の本件物真似は、織田の人格権、肖像権、ひいて名誉を侵害し違法な不法行為となる可能性が極めて高い行為であると言わざるを得ません」

けっこう高圧的で驚いちゃいますね。一言で言って「オトナ気ない!」たかだかモノマネでしょ。見ている人が不快感を感じるような下品なモノならともかく、どちらかと言えば「似てる、似てる」と皆が喜ぶ類の出来ばえな訳です。モノマネが人気を呼ぶのも本物のタレントの人気のバロメーターであると思うのですが、いかがでしょう?

なんか悪ガキに自分のマネされて、ムキになって「そんなことないやいっ!」って喰ってかかっていく子供みたい。そんな時に大人に「あの子が僕のマネして、バカにしてるんだよ」って言いつけると、大人は決まって「相手にしないことよ」とか「普通にしていればいいのよ」とか言いいますよね。ムキになるのはオトナ気ないんですよ、結局。

織田クン、この際開き直って「山本なんとかのモノマネってさ、全然似てないんじゃない!本物の織田裕二に生まれてヨカッター!!」とか言って、“元祖”のポーズを見せればいいんじゃないの。言いだしっぺが本人か事務所か知りませんが、ケツの穴の小さいこと言ってないで、サラリといなしてこそ「大物!」って思われるんじゃないんですか?