(その1)では、金印そのものよりも、出土状況、字の読み方、解釈?等、金印周辺の問題を取り上げた形です。
今回は金印そのものに関する問題です。
第三として
① 金印の刻法
② 金印の紐形
③ 金印の字形
④ 金印の製作法
⑤ 蛇紐印の紐形
⑥ 金印の測定
⑦ 金印の化学分析
金印そのものに関する各種項目の資料で、この結果においても金印の真贋を判断する事は困難な様です。
もし、これが贋作としたら、今現在も見破られていないと云うこと、やっぱ国宝級?
それ考えると、真作と見る方が楽、理に適っているってことに。
最後に落ち着くところ、ここですね!!
第四 金印への疑問と金印の実像
こんな感じで纏めています。
①「金印」私印説
光武帝の与えた公印でなく、倭奴国王が製作の私印
②「金印」偽作説
本説は天明4年に金印発見時からあったが、その後も各種の偽作説が書かれている。
結果、著者としての結論は出しておらず、所謂本の題名通り研究史としての文献である。
最後に本金印の関係文献を年表に纏めて、如何に多くの論があるかを表記している。
実際、どーなんでしょう?!