世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

外交は自他権益の平和的共存共栄が要諦!

2006年07月19日 | Weblog
国連安保理の難航した北朝鮮への非難決議が 全会一致 という一応の成果を得て終了した。それが基で初の議長国 ロシア・サミット サンクトペテルブルクの主要国首脳会議の議題も全会一致で議決された。当初は困難視され困窮する事が懸念されていたが国連安保理の北への対応のメドがついた事が成功裡に導いたのである。 当初の議題は 1.エネルギー安全保障  2.教育  3.鳥インフルエンザ感染症対策 の3つが用意されていた。ところが情勢の急変で変更を余儀なくされ今回の重い議題となって決議された。G8に中国、インドがオブザーバーとして加わった事も成功の一因である。両新興国はエネルギー問題の解決の鍵を握っているからである。特に今回は 「北朝鮮ミサイル発射問題」、 「イラン核問題」、 「中東問題」(イスラエル・レバノン問題、イスラエル・パレスチナ問題)の国際平和と安全への脅威、 「原油の高騰問題」等の解決が優先された。31年前の第一回提案国フランス大会から今回まで幾多の紆余曲折があったが形骸化の囁かれる中、全会一致で議決された。その議決事項は是が非でも実行・実現に漕ぎ着けないといけない。それがG8首脳の課された責務である。例え法的拘束力がなくても一国を代表する世界の主要国の首脳の議決である、世界の民の期待を裏切ってはならない。強く実現を要請したい。関連する態様としてブッシュ大統領は胡錦濤国家主席に北朝鮮への働きかけに対し感謝の気持ちを伝えたと言う。北に対する強い影響力を持つ中国に対する期待があったからだ。詳細は新聞やテレビ報道で告知されているので割愛する。1.の「エネルギー安全保障」に関しては付記したい。・・・原油高騰の原因は需要・供給のアンバランスにあるのではなく投機筋の暗躍が指摘された。需給の実態を解明し対策を執る必要を各国が共通認識した。省エネ対策、原子力の更なる開発と最大活用、エネルギー増産への更なる投資等々である。警戒すべきは原油、ガス供給停止にみる国家管理の色彩の強い国の台頭である。欧米対中ロ対立の構図の兆しが観え始めてきた事に対しての懸念である。自国の利益のみを優先し小細工を弄して封じ込める遣り方は最早、国際社会では通用しない。相互の信頼と平和的解決を目指して共存共栄を指標として努力すべきだ、と思う。