世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

現状・実状等の現実と理念上の観念との乖離!

2006年07月08日 | Weblog
有り体に言えば "理想論" や「理念上の観念」は公的にも私的にも屈託なく現実を遊離した文言で開陳できる容易さがある。心情の起伏なく吐露できる。しかし一旦緩急があり現実ともなれば、そうもいかない。今回の北朝鮮のミサイル発射がそうである。内外に多大の波紋を投げた。瀬戸際作戦とか何時もの常套手段だ、とか幾多の疑問難問を世界に突きつけた。その対策に顕である。外交が自国の利益と勘案して駆け引きの場である事は世界の常識である。賛成、反対、玉虫色、緩衝地帯も全て、その範疇にある。今回は日本外交が真価を問われる事態に遭遇した。国連の場で先導的役目を担い加盟15カ国を日本の意図に賛同させるか否かの、それこそ瀬戸際外交を余儀なくされている。当初から予想された中国とロシアが「決議」に不賛成。拘束力のない「議長声明」で妥結する。その何れかに選択を迫られている。今夕か明9日に結論がずれ込む可能性がある。翻って、ここ沖縄では嘉手納基地に「パトリオットPAC-3」の配備が現実問題となった。これ以上の過密負担と基地機能の強化はゴメンだ、というのが沖縄県民の本音である。拒否したら 北の事だ。 ミサイル着弾 が現実となる可能性がある。否定もできないジレンマに立たされている。「理想上の観念」と現状としての "現実" との乖離に混乱しているのが実状だ!海の向こうの他人事で済ましていた事態が我が身の切実な現実となった。近海の漁に出た漁船が、船舶が、帰港して来る。日々のニュースに釘付けになる。そういう光景は今までになかった。異様な事象が日常茶飯事となり生活を脅かしている。個々の思考の試練の時期である。・・・