現在、政府・自民党は衆議院の定数475名を10名削減する方向で検討している。今国会で成立させる意向を示してはいるが、現実的には厳しいといわざるを得ない。
7月には参議院の通常選挙があり、ひょっとすると衆議院が解散され、衆参ダブル選挙となる可能性もある。衆参ダブル選挙となれば、同一都道府県内の選挙区の線引きを変える作業は間に合わず、現行の選挙区のまま、選挙となる公算が大きい。
2020年の国勢調査の結果を踏まえ、21年以降に衆議院の定数10名削減をするとみられ、1票の格差是正は10年に1回実施することとなる可能性が高い。アダムス方式を取り入れ、現在よりも都市部に定数を配分する方法で行えば、現在よりも1票の格差は是正され、憲法違反の目安とされる2倍以内に収まることとなる。
自民党は理由を付けて、衆議院の定数削減を先延ばしにするのはうまい戦略である。
7月には参議院の通常選挙があり、ひょっとすると衆議院が解散され、衆参ダブル選挙となる可能性もある。衆参ダブル選挙となれば、同一都道府県内の選挙区の線引きを変える作業は間に合わず、現行の選挙区のまま、選挙となる公算が大きい。
2020年の国勢調査の結果を踏まえ、21年以降に衆議院の定数10名削減をするとみられ、1票の格差是正は10年に1回実施することとなる可能性が高い。アダムス方式を取り入れ、現在よりも都市部に定数を配分する方法で行えば、現在よりも1票の格差は是正され、憲法違反の目安とされる2倍以内に収まることとなる。
自民党は理由を付けて、衆議院の定数削減を先延ばしにするのはうまい戦略である。