秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

NHKの地方移転は難しい

2016-02-17 05:59:57 | 日記
 今国会でNHK放送センターは東京都の一等地にある必要はなく、地方移転するべきだという発言をした議員がいた。発想としては悪くはないが、現実的とまではいえない。

 放送法によるとNHKの主たる事務所は東京都に置くと定められている。地方都市に移転するには放送法の改正が必要である。また東京都心からあまりに遠いとNHKの番組へ出演するときに移動に大きい時間を要することとなる。芸能人等多くの出演者は民放にも出演していて、スケジュール調整が今まで以上に難航することとなる。綾瀬はるかやビートたけしなど有名芸能人であればなおさらである。

 現在のNHK放送センターは東京都渋谷区にあり、放送局としては広大な敷地を有している。現在地にNHKは新社屋建設を表明していて、これが建設されることとなると移転はないこととなる。

 現実的にはNHKが移転するとなると東京23区以外が妥当だろう。23区以外であれば、現在地の渋谷区神南よりも土地が安価であり、東京都心の集積度を緩和させることができる。ただ職員や番組出演者からは現在地のほうがよいという意見が多く出る可能性がある。

 新国立競技場の建設は大きく報道されるが、NHKの新社屋建設はあまり報道されてはいない。なぜだろうか。

東芝がパソコン生産から撤退へ

2016-02-17 05:37:27 | 日記
 経営再建中の家電メーカーの東芝がパソコン生産から撤退する方針だという。東芝はパソコンの開発と設計は行うものの、生産を富士通とVAIOに委託するという。いわゆるOEMに近い形になるのだろうか。

 不採算部門からの撤退は会社経営には必要なことである。赤字部門をいつまでも継続すれば、それだけ経営には足かせとなり、ひいては会社の利益を引き下げることとなる。

 不採算部門からの撤退は経営陣の判断が必要ではあるが、簡単には踏み切れないときもある。逆に会社が大きい赤字を出しているときには不採算部門を整理、統合しやすいといえる。

 東芝には長年培ってきた各種のノウハウがあり、弱小企業とは異なるので、2、3年持ちこたえれば、V字回復は十分可能である。現在、東芝に在籍する従業員には優秀な人が数多くいるので、奮起を促すとともに、活躍の場を与えれば、やがて業績は上向く可能性が高い。

 間接部門の合理化や広告費の削減等、取り組むべきことは多いが、きちんとリストラを行えば、やがて復活するのは確実といっていいだろう。

第三セクターで新電力が営業

2016-02-17 05:29:25 | 日記
 4月から電力の小売が全面自由化される。現在でも100社以上が電力事業に参入を表明し、新たな契約獲得の営業が始まっている。

 福岡県では自治体が出資した新電力会社が営業を始め、4月から電力事業へ参入することとなる。水道料金をセットで契約すると割引するなど独自の営業手法を導入しているという。

 福岡県にある第三セクターが新電力で一定の売上があれば、他の自治体でも新電力に参入するケースが増加する可能性が高い。現在、国内の人口は減少傾向であり、水道の料金収入も頭打ちで、特に地方都市では減少傾向である都市が数多い。電力も同様であるが、現在、水道事業の民間参入は認められておらず、電力事業であれば、4月から容易に参入することができる。

 福岡県にある第三セクターが新電力で成功すれば、大手電力事業者には脅威となる。契約件数の減少は売上減少に直結することとなる。

 電力事業で重要であるのは安定した電力供給である。24時間、安定した電力供給がなされないと市民生活に直結する。その点、大手電力事業者であれば、今までの営業実績があり、心強い。電力の価格ばかりに目が行きがちではあるが、トータルで電力のことを考える必要がある。

津軽半島の観光は厳しい

2016-02-17 04:07:43 | 日記
 青森県の北西部に位置する津軽半島。ここに位置する今別町に3月26日、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅が開業する。今別町は人口3千人に満たず、典型的な過疎の町である。青函トンネルの出入り口ということが大きな理由であるものの、新幹線の駅が開業することとなる。

 新幹線の開業は観光振興や企業誘致、交流機会の拡大など数多くの経済効果が期待される。津軽半島では残念ながら、新幹線開業に向けて、あまり動きは見られない。行政は新幹線開業をPRしている。一部民間団体では津軽半島を周遊する方策を見い出そうとしている。ただどちらも大きな流れや啓発にまではつながってはいない。

 新幹線が開業しても、新幹線駅からの二次交通が整備されていないと正直なところ、動きにくい。JR津軽線や私鉄である津軽鉄道はあるものの、本数は少なく、奥津軽いまべつ駅とはつながってはいない。例えば、奥津軽いまべつ駅と津軽中里(中泊町)駅を結ぶバス路線があれば、津軽半島を周遊しやすくなる。

 レンタカーという方法もあるが、交通弱者など必ずしもクルマの移動を希望するわけではない。公共交通機関や短い距離であれば、タクシーの利用を考えるという人も少なくはない。

 津軽半島を1つのスポットで考えるのはまだよいが、とても回遊性があるとはいえない。広域的、周遊的な観光振興を考えるのであれば、2次交通の充実が必要だ。