路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

東京マラソン完走記 1

2011年02月28日 07時55分49秒 | Weblog
走る前は、色々な意味で「42㎞走ることには変わりがない。他の大会と別段違わない。」なんて思っていた。その証拠に、
「ビデオ録画してきましたよね。」と聞かれ、
「あぁ、忘れてました。」
と答える程だった。

 早朝、2時半に目覚め眠れなくなった。布団の中で4時まで過ごし、「えいやっ」と起き出す。自分としては珍しく、前日(土曜日)には、ゼッケン付け、チップ付けを初め荷物の準備もあらかた終わっていたので、ほとんどすることがない。5時半に家を出る。
 最寄りの北越谷駅まで徒歩20分。駅前の「吉野や」で納豆定食。数年前、完食してつくばマラソンでお腹が痛くなった思い出があるので、ご飯を少しだけ残させて頂いた。(ごめんなさい)
 待ち合わせの中央林間行き先頭車両には、K村さんファミリー、ヨシイケさん、BOwstringさんが既に乗っていたので合流させて頂く。草加で鈴智さんも合流し予定メンバーが無事揃い新宿に向けて。電車は特に混んでいるということもなく、乗り換えの西日暮里でトイレを済ませて行く。
 都庁方面に歩いていっても特に驚きはなかった。途中で着替え、預けられるように荷物の整理をしているところもランナーなど(応援の方もいただろう)が多かったが、3万6千人規模なのだからこの位は混むだろうという想定の範囲内だった。
 それがひっくり返されたのは、ナンバーチェックを受けた後だった。エリアの中に入っても、一体どこに荷物を預ければよいのか?ときょろきょろ荷物預け場所を探し、この辺りで一緒だったBowstringさんともお別れして一人になる。荷物を預けた後、
「早めに最後のトイレに並ぼうかな」
とのんきにトイレの列に並ぼうとするも人の流れが多くてその列にたどり着くまでが一苦労。やっとの事で列の近くまで行くも、どこに並んでよいのか分らない程の混乱(混雑?)ぶりだった。
「スタートまで1時間近くあるから、トイレに並ぶの早過ぎたかな?」
などと思えたのは初めに数分で、列が全然進まない。後から分ったのだが、隣の列は2つのトイレを利用していたが私の並んだ列は1つのトイレ利用。断然進みが遅い。あれよあれよという間に時間が進み。
「荷物の預かりは、後5分です。」というようなアナウンスが繰り返し流れる。私は荷物は預け済みなのでそこは余裕なのだが、「8時45分を過ぎるとブロックが封鎖されて、最後尾からのスタートになります。」には焦った。結局トイレには45分程並んでいたようだ。ブロック閉鎖10分程前にトイレを済ませ「Cブロック」へ進もうとするも案内矢印は書いてあるのだが実際は何処に行けばよいのか分らない。その辺りにいた警備員の方に聞いてなんとか移動用の階段を発見し無事に進入することが出来たのは閉鎖5分程前だった。
 それにしても走る前は寒かった。帰宅してからチェックした情報では、スタート時の気温は4℃。走るウェアーの上にゴミ袋で作った防寒着と100均で買ったレインコートを重ね着していたがまだ寒かった。ランパンランシャツで待って居いる人がすごいと思った。
 開会式などのセレモニーもDJの方が盛り上げまた、寒いのでテンションを上げなければやっていられないという心理も働き、
「イェーイ!」と周りの人たちで盛り上がったいた。
石原都知事の挨拶。長かった。いいこと言っているんだろうけど、寒いんだから・・・。まぁ、話が長くても短くてもスタート時刻は変わらないからいいかと思いながら聞いていた。
 私のいた、Cブロックからも遠くスタートが見える。車いすの部のスタートの後、9時10分、マラソンの部のスタート。紙吹雪が舞う様子は遠目だが見ることが出来た。スタートラインに到着するまで3分と少し。通過すると紙吹雪は桜の花びらの形をしていることが分った。(ご苦労様です)
 さぁ、いよいよ東京マラソンのレースがスタートした。

 長くなったので「東京マラソン完走記 2」に続きます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿