光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

40GHz/60GHz帯で高速通信、KDDI研究所などが試験に成功

2016年03月01日 | 新現象・新技術

 KDDI研究所、東京工業大学、ソニー、日本無線は、40GHz帯と60GHz帯という高い周波数を使ったネットワーク構築のテストに成功した。モバイルでの通信量が今後も増加するなかで、波長が30GHz帯以上の周波数帯の“ミリ波帯”に通信を分散させる技術として期待されている。


 現在のモバイル通信技術の次にあたる「5G」(第5世代)において、ミリ波帯を活用できるよう研究が進められている。しかし遠くまで届きにくい周波数帯のため、ごく限られたエリアでの利用が想定され、さらに屋外では、雨が降ると通信に影響するという。


 今回は、ユーザーの手にする端末と、その近くにある装置の間は60GHz帯で繋ぎ、装置から先の1kmほどの距離は40GHz帯で繋ぐ形としておいた。たとえばゲリラ豪雨とも呼ばれるような夏の夕立に見舞われると、40GHz帯の通信は途切れてしまうことがある。そこで雨が降る予報の場合は、あらかじめ40GHz帯ではなく、雨の影響を受けない別の経路に迂回する、という手法を採用することにした。


詳しい情報はこちら。
40GHz/60GHz帯で高速通信、KDDI研究所などが試験に成功 - ケータイ Watch


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