TISは3月17日、電池不要の無線通信規格「EnOcean」に対応したセンサー群を販売することを発表した。IoTシステム構築の部材として、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のIoTプラットフォーム「AWS IoT」と組み合わせて提供する。
EnOcean(エンオーシャン)は、光や温度、振動などから得られる微弱なエネルギーを集めて電気エネルギーに変換する「エネルギーハーベスト技術(環境発電技術)」を用いることで、センサーデバイスへの電池搭載を不要とする無線通信規格。業界団体のEnOceanアライアンスが、仕様策定やメーカー間の相互運用性確保などの取り組みを行っている。
EnOcean対応センサーは電源確保や電池交換といったメンテナンスの必要がないためセンサーデバイスの設置が容易で、特にスマートホームやビルオートメーション分野で急速に普及が進んでいる。導入が先行している欧州では、ビルや工場などですでに40万棟以上の採用実績があるという。
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ASCII.jp:TIS、電池不要の無線センサーをIoTシステム向けに販売
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