光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

AWS宇宙へ! 衛星通信事業に参入。ロッキードマーティンとの共同事業も

2018年11月28日 | 新現象・新技術

 11月27日(現地時間)、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、米ラスベガスで開催中の年次開発者会議「re:invent 2018」にて、衛星通信に関する事業への新規参入と、AWSと連携したシステム「AWS Ground Station」を発表した。  AWS Ground Stationは、衛星とのデータのやりとりを「オンデマンド」化するシステムだ。一般的に、衛星とのデータ転送はかなりコストがかかる。衛星を持つ会社と付き合いのない企業が「使いたい時だけ、リアルタイムに近い衛星写真を取得する」のは難しい。だがAWS Ground Stationは、衛星基地局をAWSで結び、「衛星から情報をダウンロードしていた時間」に応じて課金する形態を採る。要は、AWSによるパブリッククラウドと同じように、弾力的な運用が可能になるのだ。  AWS Ground Stationのために、AWSは12基の新しい基地局を、AWSの各リージョンの中に設置する。そうすることで、データを高速にAWSのクラウドストレージに配置、さらに、機械学習などによる処理も行なえる。AWSとしては、衛星写真の取得を「民主化」することによって、AWSのニーズそのものを増やすことができる……という、一石二鳥の戦略である。AWS側は、AWS Ground Stationの導入により、衛星基地局のアンテナにアクセスするためのコストが「80%以上削減できる」としている。


AWS宇宙へ! 衛星通信事業に参入。ロッキードマーティンとの共同事業も - Impress Watch

光技術や光産業での情報交流フォーラムエイトラムダフォーラムhttp://www.e-lambdanet.com/8wdm/

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NTTの光通信技術でレーザー加... | トップ | 4K/8K放送開始直前! 放送新時... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新現象・新技術」カテゴリの最新記事