ノーテルの知財オークション、アップル、ソニーなどのグループが45億ドルで落札

無線、4G（LTE）、データネットワーキング、光ファイバー通信、音声、インターネット、半導体、ソーシャルネットワーキング関連など、あわせて 6000件ともいわれる特許権を含むとされ、グーグルやアップルをはじめとするITや通信関連業界の大手各社が入札に意欲を示していたノーテル（Nortel）の知的財産オークションの結果が、米国時間30日に発表された。

今回落札者となったのは、アップル（Apple）、EMC、エリクソン（Ericsson）、マイクロソフト（Microsoft）、リサーチ・イン・モーション（RIM）、ソニーなどがつくる企業連合で、落札額は45億ドルとなった。予備段階で9億ドルを超える金額を提示していたグーグルは落札に失敗。今後は、7月11日に予定される米国およびカナダの裁判所による合同の聴聞会と、両裁判所から承認を経て、最終的な落札者に決まるという。

2009年1月に破産したノーテルは、これまで資産売却などで約32億ドルを調達し債権者への支払いに充ててきたが、今回の落札額はこれを大きく上回るものとなった。

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