光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

25Gbpsの「NG-PON2+」、5G基地局のバックボーン向けに

2018年02月19日 | 光市場

NG-PON2では光1波長あたり10Gbpsが1つの壁になった。単に10Gbps以上の速度で発振させるだけの規格であれば、すでにこの当時、25Gbpsでの発振が可能な「100GBASE-LR4」が存在していたが、問題はコストとサイズがPONにはとても適合しないことだった。


 同様にコストが重視される短距離用の100G Ethernetも、同じ理由で2007年の段階では1波長あたり10Gbpsにとどめられ、4本束ねたものが40GBASE-SR4、10本束ねたものが100GBASE-SR10として運用されていた。ただ、さすがに10本束ねるというのは使い勝手が悪く、配線の増加に伴ってコストも上がるため、もう少し何とかならないか、という議論は当然あった。


 そこで、IEEEは2012年に「P802.3bm(40Gb/s and 100Gb/s Fiber Optic Task Force)」というWorking Groupを発足。より高速化できる方法を探った。といってもWorking Groupにおける当初の議論を見ていると、100GBASE-LR4用のレーザーを少し変更すれば利用できるという案から、レーザーそのものは10Gbpsに据え置き、その代わりPAM4やPAM8といった変調方式を使って実効速度を引き上げるものまで、各種のアイディアが出揃っていた。


【アクセス回線10Gbpsへの道】(第8回)25Gbpsの「NG-PON2+」、5G基地局のバックボーン向けに【ネット新技術】 - INTERNET Watch

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