光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

テラヘルツを人類の手に 100ギガ無線へのトビラを開く

2020年05月26日 | 新サービス

6Gが目指す100Gbps超の無線伝送。その実現に向けて注目が集まっているのが、テラヘルツ波だ。人類がこれまで使いこなせなかった300GHz帯が、100ギガ無線へのトビラを開く切り札になる。 


Beyond 5Gの時代には、データレートの目標値が5Gの20Gbpsから100Gbps超へと一桁引き上げられる。この超高速・大容量な無線通信を実現するためのキーと目されているのが「テラヘルツ波」の活用だ。
特に有望視されているのが300GHz帯(275-320GHz)である。275GHzまでの周波数はすでに様々な用途に割り当てられており、広い帯域幅を移動通信システム用に確保することは難しい。だが、「275GHzの上は誰も使っていない」(NTT先端集積デバイス研究所 光電子融合研究部 高速アナログ回路研究グループ主幹研究員 グループリーダ 博士(工学)野坂氏)。この超広帯域を使いこなすことができれば、人類は100Gbpsを超える高速無線伝送の実現に近づける。 「300GHz帯の大気減衰は、1km当たり10dB以下と言われている。無線LAN(IEEE802.11ad)で使われている60GHz帯よりむしろ小さい。極端に使えないというわけではない」(野坂氏)。
NTT野坂氏は、この周波数帯域の化合物半導体増幅器の試作に成功し、この分野の開拓に貢献している。


さらに概要を知りたい方は次の記事を見てください。
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