光産業技術動向ブログ OITT

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東京五輪で携帯・Wi-Fiはどうなる? 都が主要キャリアにヒアリング

2014年06月04日 | 新政策

 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックで、携帯電話はさくさく繋がるのか、Wi-Fi環境はどうなっているのか――そんな観点から、訪日外国人を含めて、ユーザーにとって快適な通信が利用できるよう、東京都では3日、携帯各社に対して意見を聞いた。


 会場には、NTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏、ソフトバンクモバイル代表取締役社長兼CEOの孫正義氏、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏、そして、無線LANビジネス推進連絡会会長の小林忠男氏(NTT-BP社長)が集まった。冒頭、舛添要一都知事は「2020年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせて、東京を世界一の都市にすべく、さまざまな施策に取り組んでいる。情報通信関係も世界一にしたい」と説明。訪日外国人にとって使いやすい環境の実現だけではなく、大規模災害発生時にもコミュニケーション手段を確保するという目的を掲げ、都の政策として今後推進する姿勢を示した。


 携帯各社からは、これまで進めている、災害対策や最新のサービスなどが紹介された。大会が開催される2020年代には、2010年と比べて、1000倍のトラフィックになると予想されているほか、首都圏は関係者や観戦のために訪日する外国人でトラフィックが局所的、かつ急激に増加するとの予測が示され、通信各社だけではなく主催者側を交えた対策を検討していく必要がある、との声が挙がった。


 都への要望として挙がったのは、たとえば、公共設備における装置の設置について。KDDIの田中社長は、海外では道路標識や信号などに携帯電話基地局が設置されている事例があるとして、都の協力を求めた。また、無線LANビジネス推進連絡会の小林会長は、Wi-Fiアクセスポイントの設備を設置する際、飲食店のオーナーなどからはすんなりと設置が受け入れられず、交渉~工事まで現在は一定の期間が必要となっているため、都が周知を図り機運を盛り上げることで、よりスムーズに導入できるようにしてほしい、と要望する。


詳しい情報はこちら。
東京五輪で携帯・Wi-Fiはどうなる? 都が主要キャリアにヒアリング - ケータイ Watch


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