光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

アップル純正 Thunderboltケーブル (4800円)の中身CommentsAdd Star

2011年07月19日 | 新製品
話題の新製品を片端から分解する iFixit が、今度はアップルのThunderbolt「ケーブル」を分解しています。Thunderbolt といえばインテルとアップルの協力で開発され、最新世代 Mac に採用された新しい接続規格。双方向に10Gbps の高速転送に加え、種類の異なる複数の機器を直列に接続できる特徴を備えていますが、新興規格とあって対応機器は少なく、最初の周辺機器 Promise Pegasus RAIDストレージがようやく Apple Storeに入荷した状態です。また Pegasus RAIDシステムにはケーブルが付属しないため、接続には必ずThunderboltケーブル (アップル純正のみ、4800円) を購入する必要があります。

わざわざケーブルの分解という珍しい企画に至ったのは、形状は Mini DisplayPort と共通なのに4800円 / 49ドルと高価な Thunderbot ケーブルの中身を確認するため。iFixit によれば、やはりコネクタ部分には両端ともトランシーバチップ (Gennum GN2033) を含む複数のチップが見つかっています。載っているのは刻印のあるチップが計12個、そのほか抵抗などの部品が多数。単に動線とコネクタだけのパッシブケーブルではなく、独自の信号処理チップとファームウェアを内蔵し、超高速転送をサポートするアクティブケーブルが中身でした。

詳しい情報はこちら。
アップル純正 Thunderboltケーブル (4800円)の中身

光技術や光産業での情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラム
http://www.e-lambdanet.com/8wdm/
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真空の空間よりもさらに光に... | トップ | 家庭の電力利用を最適化、通... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新製品」カテゴリの最新記事